「雲」の楽しみ方

きっかけ

前の勤務地の近くの本屋に、ふらっとだったか仕事で使う何かを求めてだったかは忘れたが、入ったときに目にとまり、なんだか面白そうなので買ってみた。雲に関してのエッセイでありつつ、その雲がどのようにできるかなどの科学的な記述もしっかりしているようだったところが、私のつぼだった。

2007年の夏が初版であり、私が持っているのも初版なので、きっと2007年に買ったのだろう。遅くとも2008年までに買っているのは転勤の関係から間違いない。

感想など

若干の遠回りをしたが、生涯をともにしたい一冊だ。私の人生に、最終的にはとんでもなく大きな影響を及ぼすかもしれない。

雲の10種雲形ごとに章があり、大体はじめから読んだと思うのだが、低層雲から中層雲に行くまでのどこかで挫折し、何年も放置することになった。

積乱雲の最上部から機体の故障で生身の人間が落下し、無事生還した話は興奮して何度も読んだが、それ以外がどうしても読むのが途中でつらくなってしまっていた。そして、いつの間にかパソコンデスクの下あたりで積読に…。

新しい本棚を買ったことでパソコン周りの本をすべて整理したときに、再び日の目を見た。実に購入から4~5年の年月。改めて読み始めたが、いまいち頭に入らない。再度挫折の予感…。

この本の内容は素晴らしいが、日本ではきっと売れないという理屈・証拠探しまでし始める自分に気づく。で、よそのブログでこんな記事も見つけ、そうだよねと共感してみたり。

そんな風向きが変わったのは、『雲のカタログ』を購入して、読んで、眺めて、そして、まとめたから(その成果は「空を見上げて>雲の分類」をご覧あれ)。

雲の名前(10種雲形)から、雲の姿がパッと浮かぶようになってから、この本は一気に楽しめるようになった。やはり雲のイメージができなかったのが、一番の原因なんだな。文化、風習の違いも、そんなゆとりができると楽しめるようになる。

文章がなかなかお茶目なところがあったり、雲への愛情にあふれていたりで、きっと、私が書く文章の中で、今後、本書は随所で引用することになるだろうと予想しておく。

それにしても、以下のあわせて手元に置いておきたい本とともに、私の生活スタイルに少なからぬ影響を与えた。この3週間、私はこんなになっている。

  [check] 空を見たくて、雲の写真を撮りたくて仕方ない
  [check] 屋内から屋外に出たら、必ず空を見上げる
  [check] さまざまな雲が出ているときに、屋内にいることが恨めしい
  [check] 電車に乗っているとき、窓の外を見上げる時間が増えた
  [check] 日の出や日の入り前後の時間がが待ち遠しくて仕方ない
  [check] 昼寝なんてもったいなくてできない
  [check] ずうっと雨が降っていると、残念な気がしつつも、お休みだとホッとする
  [check] 夜空で星を眺めていても、少しの雲ならば歓迎してしまう
  [check] 屋上で雲の流れを眺めるのは、最高の贅沢のひとつと感じる
  [check] 1階と屋上の往復の回数が圧倒的に増えた

さあ、あなたはいくつ当てはまるようになるでしょうか。

購入・各種データ

画像は楽天ブックス、文字はアマゾンにリンクを張ってあります。

 「雲」の楽しみ方

売れてます!

あわせて手元におきたい

以下の本もあわせて手元に置いておきたい。なんだかアマゾンのようだが。

どちらか一冊だけというならば、私は『雲のカタログ』を薦める。お金と本を置く場所に困らないのならば、当然両方だ。


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初回更新:2012-09-30 (日) 22:16:19
最終更新:2017-03-30 (木) 07:05:07
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