あした死ぬかもよ？

きっかけ

ツイッター経由でディスカヴァー社長室ブログ:まさに新年のいま、読みたい本　●干場を読み、即予約。

それが処女作だとは知らなかったが、2年半前に買った『３秒でハッピーになる名言セラピー』もなかなかよかったので、迷いはなかった。

2日の夜に頼んで、4日に着いていたようだが、すでに仕事全開だったので5日の朝に乱暴に封を開けて、そのままかばんに入れて出勤した。

感想など

名言セラピーと同じようなちょっと軽い感じを想像していたので、ちょっとびっくり。変な言い方だが、普通の本のサイズ、ボリュームではないか。

ページを開くと、冒頭からきてます。

もうこれだけでぐっと来た。土曜日のそれもまだ年始で空いている電車の中立ち読みし始めたが、何度か涙があふれそうになって困った。外で読むのは無理かもしれないと思った。

もう、これは読んで体験していただくしかない。干場弓子社長の記事を読み、ここまでたどり着いていて、この本を買わないとか意味がわからない。今すぐ下のリンクから本を買うか、書店に走りなさい。それこそ、あした死ぬかもよ？

死なないにしても、売り切れになるかもよ。これは本当。私は楽天ブックスで買ったが、すでに売り切れていた。アフィリエイトのリンクが張れないぜよ。

読んでどこが良かったって、実はあんまり覚えていないんだよな。もう一度ページを開けば、あれこれ思い出す、もしくは再度新たなる体験をするんだろうけど。今はあえて寝かしておこうかと思う。また書きたくなったら、ここに感想を追加していくだけのこと。

職場で学生アルバイトがお母さんがどうこう言っていたので、今すぐの方がいいよ（なんのことだかさっぱり覚えていないのだが）だって、「あした死ぬかもよ？」と言いながらこれを見せたら、興味を示して、ちょっと読み始めた。

「これ貸してください」「だめ。買ったばかりでまだ全部読んでないの」「終わったら貸してください」「自分で買え」「俺、自己啓発本好きなんです。これ、ディスカヴァー…。ひすいこたろう、ハッピーセラピーの人ですよね。俺、持ってます」「え？あの青い本？」「そう」「俺も2年前買ったよ。けっこう良かった」と思わぬところで意気投合。これにはびっくりした。

著者のひすいこたろうがどんな人だったのか、最初は意外に思った。え？そうだったの？と。しかし、考えてみれば、なるほどなあと思った。”ウィリアム・ジェームズも言っている。「われわれの弱点そのものが、思いがけないほどわれわれを助けてくれる」と。”とデール･カーネギーの『道は開ける』にも書いてある。

そういう意味で楽観的な私とはまるで正反対の電車男（現高1の息子）に絶対読ませたいと思った。

ところで、P146に書いてあることは残念ながら間違っている。だからといって本質が損なわれるわけではないが、間違いは間違いとはっきり指摘はしておこう。ご先祖様の数は、2倍の2倍の2倍の…ではない。膨大な近親婚が存在するのでもっとずっと少ない（例えば両親がいとこ同士だった場合を考えてみましょう）。それでも十分多いのですけどね。むしろ人類みな親戚って感じです。

どうも今日は調子が出ないので、ここまで！え？明日死ぬかもよ？いいいです。そうそう、こういう先が見えない時代から、こういう本が流行るという側面はあるだろう。自分も感動しておいてこういうのもなんだが。なんかこう勘違いして、刹那的にというか短絡的に生きる若者がこれを読んで出てこないといいけど、とちょっと心配にもなる。明らかにそういう内容ではないんだけど。

追加の感想 2015-03-02 (月) 00:46:54

はじめて読んでからもう2年もたっていることに驚く。

印象に残っているのは、やっぱり冒頭。それから、次の２ヵ所。

P54~P60。やっぱり被災地にはかなわねーよ。最後の後日談がいい。
「封あけちゃえば？ とっておくと、津波に持ってかれちゃうよ」

あまりに出し惜しみしていると、時間という津波にみんな持ってかれちゃうよ。後で食べようと思って、消費期限過ぎたものが家の中にどれほどあることか。それがまた買えるものなら、まだいい。お金で買えないものって、実はそんなにないけど、それでも、確かにあるよね。

P155～P161。このタップダンスの話、めちゃくちゃ好き。知りたければ自分で本を探して読んでくれ。

人生って、どこでつながるかわからないおもしろさがある。
そして、人生って、どこかが欠けていても完成しない１枚の絵なんです。

購入･各種データ

画像は楽天ブックス、文字はアマゾンにリンクを張ってあります。

あした死ぬかもよ?

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