アカボシゴマダラ

もともと日本には奄美大島とその近辺の島々にしかいなかったものが、誰かが大陸から持ち込み何度も(?)放蝶したとされているいわくつきの蝶。要注意外来生物に指定されている。

外来種問題はいろいろな意見があり、私自身も自分の意見が固まっていないが、必死に生きているその生物種そのものにはなんの罪もない。そこだけは多分私の意見は今後も変わらない。

アカボシゴマダラの春型は、特徴の赤星がなかったり、薄かったりでいまいちだが、赤星のある夏型はなかなか美しいと思う。ちなみに奄美産の亜種は赤星がなくなることがない。そのため関東周辺に広がっているものは大陸産であると判断されている。

けっこうヒラヒラ舞う飛び方で、私などは時期によっては一瞬アサギマダラと見間違えることもある。また、一見ナミアゲハと思ってしまうこともある。

生息環境がかぶるゴマダラチョウに比べて、雑木林を離れてどんどん市街地にも進出するから増えるという面はあると思う。繁殖スピード、飛翔力どちらも上なのだろう。

ゴマダラチョウの数が減るのではないかと心配されているが、そもそもゴマダラチョウが十分いればアカボシゴマダラは進出(継続的な繁殖)をできなかったはずで、市街地のエノキがニッチになったのではないかと私は考えている。エノキのところにも書いたが、エノキは注意して見るとけっこうそこらに生えている。アスファルトの隙間や生垣の間などから。

幼虫がゴマダラチョウと似ている。背中に3対の突起がゴマダラチョウで4対がアカボシゴマダラだが、恥ずかしながら未だにうまく区別できない。それよりもお尻に注目し、二股に分かれた尾端がVサインになっていればゴマダラチョウ、ほぼ閉じていればアカボシゴマダラ。こちらの方がわかりやすく、私はそこで判断している。

蛹もゴマダラチョウと似ている。私には区別がつかない。幼虫のときから観察しておくか、羽化したときに判定する(私は)。

画像・動画

自然観撮アルバム:アカボシゴマダラも参照。

各種データ

和名アカボシゴマダラ
漢字赤星胡麻斑
学名Hestina assimilis
幼虫の食樹エノキ
目撃度街中でも意識していると目に入るようになってきた
目撃場所けっこうあちこち。夏の昼間に雑木林で樹液の出ているコナラやクヌギでは高確率で見られる
目撃時期春~秋に全形態(卵、幼虫、蛹、成虫)、冬はエノキの枝かその根元の葉の裏など
世代交代幼虫で越冬、年に何世代も交代

分類

動物界
 節足動物門
  六脚亜門
   外顎綱
    双丘亜綱
     長翅節
      チョウ目
       アゲハチョウ上科
        タテハチョウ科
         コムラサキ亜科
          コムラサキ族
           アカボシゴマダラ
            アカボシゴマダラ


混沌の間>生き物見聞録>節足動物>チョウ・ガの仲間>アカボシゴマダラ

初回更新:2012-04-13 (金) 23:38:53
最終更新:2013-03-14 (木) 13:20:13
a:1234 t:1 y:0