ヒノデ 6x30-B2について

購入に至るまで

最近の私の双眼鏡のメインは、ヒノデ6x21-A2となっている。軽さ、見易さ、ともに抜群である。特に、デジタル一眼レフのお供としては最適である。星を見るときも視野が広いのがうれしい。ただ、天体観測ではやや見え味に不満は残る。そこで、6x30-B2である。

発売開始のメールを昨日の夜に読み、すぐに申し込んだ。

使用感など

到着待ちで~す。明日には着くはず。

到着初日

午前中にクロネコヤマトは来たのだが、昨日の体調不良から爆睡していたため私は気づかず、再配達にて、結局手にしたのは仕事から帰ってきてからの深夜だった。

包みを開けると、お、今までにない箱の模様というか、柄。うーん…。ま、箱はすぐロフト行きなので、気にしない、気にしない。むしろ目立っていいか。

ストラップを通すことなく、とりあえず室内で見てみる(なにしろ今夜は曇りだ。だから暖かくて過ごしやすいが)。重さは軽すぎず、重すぎず。しっかり手に持って、安定する。同じ姿勢でいると、ちょっと疲れるか。いかんせん極めて軽いA2に慣れてしまった。

見やすいように、目幅調整(正しくは眼幅調整というらしい)、ピント、視度調整するが、(ネジ?が)どれも固い!そして、そして、あれ、あれ、両眼でうまく見られない!!ブラックアウト(?)というやつか。ウソ、ヤバイ、ぜんぜんダメだ、これは1ヶ月保証の返品か?まさか?!

それに、今まで見たことない目盛りが入っている。50から70まで。どうやってこのネジを動かすのだ。わからない。とりあえず、日の出光学の商品紹介ページに飛んでみる。このページ(の下の方)から昨日の時点ですでにリンクを張ってあるので、行くのは楽だ。

とんだ先のページの詳細というところに「眼幅調整範囲 : 50~70mm」とあった。あれ、同じ数字。気にせず、とにかく見やすい位置を探そうとあれこれいじっているときに、もしやと思って目幅を広げてみたら、見やすい。これだ。A2では眼幅を最小にしていたし、自分は目幅が狭いと思っていたので、狭くしすぎていたのだ。だって、そのほうが真円に近づくんだもーん。

双眼鏡をいじっているうちに、先ほどの動かないと思っていた「ネジ」はまさに眼幅調整の値をさしているということがわかった。なるほど。私は大体60mmのところで見やすくなる。50mmになると、真円になるのだが、これは片眼だけで見ているからだということがわかった。

これを書き終わってから気づいたが、箱の中に入っていた取扱説明書に、私が知りたかったほとんどのことが書いてあった。目幅の調整がうまくいかなかったのは、やはり近く(数メートル先)で合わせようとしていたからだった。

さて、本格的に使ってみるのは明日以降だな。今日は、寝る。

2日目

今夜は晴れ。ちょうど24時ごろに屋上に出て星を見た。ちょっと空が白っぽく、条件は悪い。地平線の方はピンクがかっている。カシオペヤ座が肉眼で発見できない。東の空に昇ってきた北斗七星は比較的すぐわかったが。と、そんな条件で双眼鏡をのぞいてみた。

うーん、やっぱり6倍は視野が広くていい星座がわかりやすい。これだよ、これ。手振れもほとんどしないまさに理想的。上をずうっと見ていると、ちょっと腕は疲れてくるけど、まあ、これならいける。

見え味は、今日のところはほかの双眼鏡と比べてみなかったが、おそらくC2の方が上。しかし、C2は重く、私の腕力では手振れする。それから、すでに書いたように視界の広さが違う。「星座」を楽しむのならば、B2の方が良いと思う。

実視界は8.4度となっている。データとしての具体的な数値は大切だが、双眼鏡初心者の私には、それが実感としてどのくらいの広さを表すのかよくわからない。オリオン座の三ツ星やらなにやら見てみた。ふたご座の1等星と2等星が無理なく視野に収まった。双眼鏡をのぞいたまま、普通とは逆だが、北極星からカシオペア座を探し当てた。難なく見つかった。おそらく、C2ではこうはいかない。

同じ6倍のA2とはどう違うのってのは、また今度のお楽しみ。

3日目、4日目

一日中仕事で見る暇作れず。明日も明後日も明々後日もだなあ。なんとか隙間時間を作りたいところ。

さらにおよそ1週間

昨日は真っ白になった富士山を撮るべく久しぶりに自転車でちょっとだけ出かけたのだが、実はまだストラップを通していないため、また手軽さも考えて、デジカメのお供はA2となりB2の出番はなし。

さっきストラップを通そうとしたが、うまくいかず。ストラップ通すの、苦手なんだよなー。そういえば、取扱説明書にはストラップの通し方は出ていなかった。あれは、私のようなヒトにはあったほうがいいなあ。

ストラップを通す前に、今日は屋上で富士山の写真を撮りつつ、A2とB2を比べてみた。それについてはちょっと項を改めて。

A2とB2、およびC2との比較

昼間

本当にチョットのぞいただけなのだが。

ちょっと見比べただけだと、すぐ違いはそんなにはわからなかった。まあ、この辺が熟練マニアとの違いかな。B2の方がちょっと見易いが、正直、これならA2の方が安くて、軽くて、いいんじゃね?と思った。重たい超望遠のレンズを持って出かけることが多い私には、軽さというのはものすごい利点なのだ。

とはいえ、これではB2の立場がない(笑)と思いつつ、改めて見てみると、なるほど、B2の方がくっきり。しかし、このくっきり感、どこから来るんだろうと、最初はわからなかった。私が見ていたのは、遠くの富士山(うちの屋上からどのように富士山が見えるかは、関連サイト街から見た富士山参照してください)

富士山だけを見る分には、あまり違いはわからなかった。どこが違うかは、その手前にある多くの電線などで、浮き彫りになった。まさに電線が浮き彫りになった。そう、立体感が違うのである。比較して言うと、A2はべたっと平面的なのに対して、B2では今流行の(もう廃れてきた?)3D風なのである。最初から近くのものを見ていれば、もっと早く違いに気づいただろう。この双眼鏡独特の立体感は、体験したことないヒトに説明するのは難しい。双眼鏡の立体感というのは、けっこう感動モノだよね。

視野の広さはどうなのだろうと、簡単に比べてみたが、そんなに変わらないか。しかし、周辺部分の見え味は差がある。くっきり感、見易さの正体はこれもあったか。

私は、中心の1点で鳥などを捉えることが多いので、あまり気にならないのだが、より広く見たいヒトには、この違いは大きいだろう。昼間見る分には、そんなに気にならないとしても、おそらく、これは夜に星を見るときには、かなり大きな差になるはずである。

夜間

今度はC2も併せ持ち、昼間に続いて見比べてみた。首にC2をぶら下げ、左手にB2を持ち、右手にA2を持って屋上へ。月はなく晴れているが、空は白っぽく、星を見るための条件としてはあまりよくない夜空だった。

予想通り、A2とB2では周辺部分の見え方が違う。全般的にB2の方が見やすい。あれぇ、今日はB2も手振れするぅと思ったら、片手で持っているからだった(汗)。ただ、A2ではしばしば片手で持ってのぞいている。なにしろ軽いから。

ふたご座のポルックスとカストルを見ると、B2だとうまい具合に2つがよく見える。A2だと2つがぼやけた感じになる。C2だと視界に2つがギリギリ入るが、周辺部分に来て少しぼやけるのと2つが離れすぎていて双子の頭に見えない(笑)。C2は個々の星は本当によく見えて感動するが、星座を味わうには倍率が高く不都合だ。

西の空に浮かぶ木星を見た。C2では木星の衛星が見えた。B2ではまだ調整不足のせいかもしれないが、木星が点にならなかった。そのせいで衛星もC2をのぞいてから改めて見たときに、なんとか見えた。A2ではやはり木星が点にならず、ガリレオ衛星もなんか見えるような気がするというレベルだった。

オリオン大星雲を見る。A2もB2もそんなに変わらないかな。比べるならばB2に軍配といったところ。A2の見え味でも私は不満はない。C2だと倍率が8倍で高いから当たり前だがより大きく見える。そして、これはC2だからなのだが、くっきり見える。C2の見え味はやはり抜群

あまり星が見えないところを見てみた。A2に比べB2の方が空がほんの少し白っぽく見えた。倍率は同じ6倍で、口径がA2は21mm、B2は30mmだから、B2の方が明るく見えるのは当たり前。しかし、この比較でいうならば、むしろA2が健闘している、というかA2のこの見え味、おかしいんじゃない?もちろん良い意味で。

暫定的な結論

まだほんの少ししか使っていないので、結論を出すのは時期尚早もいいところなのだが、暫定的な結論というか、今後の使用頻度、使い分けの予想として。

昼間、撮影のお供としては私はA2を今までどおり持ち歩く。やっぱり軽いから。そして、6倍という低倍率でデジタル一眼レフの超望遠(35mm換算400mm~600mmあたり)よりも十分よく見えるから。

昼間、撮影よりも観察をメインにしたいならば、事前に予想される距離に応じて、近ければB2をやや遠くを見るならばC2を持ち出すだろう。もっと遠くが予想されるならば10倍のキャノンの10×30ISもあり得る。葛西臨海公園に行くときなどはそうだ。10×30ISの方がC2よりも軽いのもメリット。くどいようだが、重さは重要

夜間、星を見るならばまずB2で見て、それからさらに見たかったらC2だ。星は年間通して、自宅の屋上で見ることが一番多いので、2つ併用はまったく苦にならない。

旅行に持っていく場合は、悩ましい。アクティブに行動することが予想される場合は、やっぱり機動性を考慮してA2かな。気合入れてB2。観察メインの旅行ならばC2か。家族が持ってくれるなら複数持っていく。組み合わせを考えるのは、一眼レフカメラで、どう交換レンズを組み合わせて持っていくのかと同じで、楽しいね。

本格的な双眼鏡を買うのが初めてならば、迷うことなく、私はこのB2を薦める。B2は確かに最初の1台だわ。価格を抑えて、コンパクトな双眼鏡がいいのなら、やはりA1が無難。A2は(もう販売終了で後継機種待ちだが)、私にはドンピシャあったが、そうではない人もいるようなので、やはり万人には薦めがたい。

各種データ

購入日2012年1月14日
購入価格23,200円(+送料600円)
購入場所日の出光学
製品情報ページ双眼鏡 ヒノデ 6x30-B2

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初回更新:2012-01-15 (日) 07:58:06
途中更新:2012-01-17 (火) 02:42:01
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最終更新:2012-01-28 (土) 01:57:48
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