ヒノデ5x20-A1について

購入に至るまで

キャノンの10×30ISを買ってから、観察の際には双眼鏡は手放せなくなった。そんなこともあり、庭の観察記録のほうを更新するたびに、双眼鏡の記事が増えていった。そうしたら、blogramのランキングで、双眼鏡のカテゴリでしばしばランクインするようになった。そこの広告に出ていたのが日の出光学だった。

何度も読んでいるうちにこのヒノデ5x20-A1がほしくなった。倍率5倍。この低倍率は魅力的だ。さぞかし視野が広いだろう。星座を見るにはいいのではないかと思った。そして、軽いこと。これならば、長時間の持ち歩きでも苦にならないだろう。そう思って、悩んだ挙句に購入した。

使用感など

物が届いて驚いた。え?こんなに小さいの?そして、思ったよりも軽い。日の出光学のサイトの写真は、小ささがうまく表現できてなくて、損をしている。つくりは残念ながら、ちょっと安っぽく見える。まあ、コストをそうやって抑えているのだろうから仕方がない。ちなみに、今売られている5x20-A1は日の出光学のかっこいいロゴ入りだが、私が買ったときのにはついていない。

私もあまり小ささがうまく表現できなかったのだが、一応、二度チャレンジしているので、リンクしておく。

とにかく携帯性の高さが5x20-A1の最大の長所である。街中でのバードウォッチングならば、これで十分。電線に止まっている鳥を見れば、スズメ以外にもけっこう小鳥がいることに気づくだろう。

視界が広いし、明るいし、軽いので星見にもいいだろうと思ったが、正直、いまひとつだ。もっとも、双眼鏡で夜空を見たことがないならば、十分に感動するだろう。

虫見がメインで近場を何時間も歩く場合は、いっしょに持ち歩く双眼鏡はこの5x20-A1がほとんどだ。付属の専用ケースをベルトに通して持ち歩けるのも、○。

そうそう、フィールドなどでヒトに貸すと、よく反対側をのぞいちゃいます。ふつう双眼鏡は接眼部分のほうが幅が狭いが、この5x20-A1は逆だから。

ヒトにプレゼントなんてめったにしない、ほんとにめったにしないこの私が、親にもプレゼントしちゃいました♪よく見えるって二人とも驚いていました。

  • 後日談(2011.9.19)
    • 実は、あるときから(まさか最初からではないと思うのだが)、どうも像が1つにならず、2つに見えてしまうような感じがしていた。寄り目なんだかその反対なんだか、気合を入れると2つが1つになることもあるが、1週間くらい前に持って出かけたときは、もうどうにも無理だった。さらに夜に月や木星を見て確認したら、どうがんばっても2つに見えた。

      そこで、思い切って日の出光学にメールをしてみた。見てもらえないかということで。そうしたらHPで告知されているとおり3営業日以内に返事が来た。おそらく光軸ずれでしょうということだった。工場出荷時に検査して問題がなくても、輸送などの際の衝撃でずれてしまうこともあり、しばしば泣かされるという。

      さて、ここからが太っ腹の日の出光学の面目躍如である。ふつうならば、故障と思われる製品を送って、見てもらってから見積もりが出て、修理するかどうかを決めるだろう。当然、そうなると思っていた。

      なんと、新しい製品を送ってくれて、今あるのと比較して、新しいほうで問題がなければ、古いほうを返送して(しかも着払い)ほしいということだった。つまりこれって、新製品を送料も含めて無料でプレゼントしますってことだ。

      もちろん、初期不良の可能性もあるからだが、それでも初期不良の場合はせいぜい1ヶ月以内とか保証期間の1年以内とかだろう。まったくもって恐縮である!そこまでやっていただけちゃうんですか?って

      さて、実際に物が届いて、比較してみた。かっこいい日の出光学のロゴ入りだ!それはともかく、やっぱりこちらのほうが見やすい。ただ、私のは接眼レンズが汚れており、そのせいで見づらいというのも絶対にある。

      箱を開けたときに、メガネ拭きのようなものも入っていた。そういえば、私が買ったときも入っていたはず。今もロフトにおいてある箱の中か?(その後そのとおりと確認)。それで接眼レンズを拭いたら、やっぱり見やすくなった。しかも、2つのA1を持って屋上に出て、月や木星を見たら、あれ、この前と違って、さほど苦労することなく(ちょっとはする)像が1つに結ばれる。

      ここのところ連日睡眠不足で、目によけいな力が入らないのがいいのか、まさか接眼レンズを拭いたら何かがちょっとずれたのか(まさかね!)、この前見て、これはありえない!と思ったときほどではない。まあ、それでも送ってきてもらったものの方が目が楽なのは確かだ。

      新しいほうが、よく光が通るせいか、月を見たとき、変なところで反射してよけいな光が目に入った。古いほうもよく月が見えるようにすると同じような光が入ったが、ずっと弱かった。

      翌日の昼に今度はまた見比べてみるつもりが、その機会がなく、さらに一日がたった。屋上で見てみたが、先入観なしに比べるのが難しい。

      ちょうど小5の娘の友達二人が家に遊びに来ているので、試しに二人にどちらが見やすいか比べてみてもらった。結果は…私の言うことなど聞かず、ひたすら5倍の見え味を楽しんでいた…。なかなか返してくれず、挙句にどっちも同じって答えだったが、そもそも見ることに夢中で、まじめに比較していないだろ…。頼んだ私が悪かった。

      悪かったついでに、クミゴン(妻)にも見てもらった。眠いといってまったくやる気がなかったが、私が買ったほうが見づらいと女のカンで答えていた。そもそも、ピントはおろか、目の幅とか左右の視力の差など調整することなくのぞいているようだったので、ほぼ同じに設定してから見てもらったが、それでも結論は変わらなかった。相当面倒臭そうだったが…。

      もう一度、今夜、星を見て確認してみようと思う。

  • 後日談つづき(2011.9.24)
    • その後、夜は晴れないどころか台風まで来て、やっと夜空を見られたのは昨日だった。暗闇で2つのA1を手に取り、先入観なしに見比べた。やはり私が買ったほうが見づらかった。星が2つに分裂することはなかったが。

      さらに、今日、小5の娘の運動会に2つ持っていった。私の両親も呼んだので、何も説明せずにただ2つを比べてもらった。母親のほうは、どちらが見やすいかズバリ当てた。父親は、どっちも同じだなあと言っていた。この微妙な感じがまさに真実を言い当てていると思う。A1をプレゼントしたのは母親にであり、双眼鏡を見慣れている。だから微妙な違いがわかるのだ。

      一時期は間違いなくひどい見え具合だったが、今はまた少し戻ったのだろう。理由はわからないが。そして、その状態は、ある程度見慣れている人がわかるというレベル。やはり輸送中のゆれによる出荷後に起きた初期不良だったのか。それならば初めてA1を見た私にもわからない。比較のしようがないから。

      それにしても、今日運動会で初めて使ってみて、本当にいい双眼鏡だなあと改めて思った。日の出光学のページにあるように、5倍でいいのではなく、5倍がいい。この倍率と視野がちょうどいいのだ。運動会というみんな似たような格好をしている中で自分の子供を捜すのは意外と難しいものだが、A1を使うと、それがたやすくできた。8倍以上の倍率の双眼鏡ならばこうはいかなかっただろう。

      そして、やはり軽い。片手で持てるのは大きい(もちろん実物は小さい)。双眼鏡とカメラを交互に見ることが楽にできた。ふだん鳥の撮影ではここまで何度も交互には見ない。運動会ならではだと思った。

      そして、だからこそ改めて気づいたが、やはりよく見える。デジタル一眼レフE-520に35mm換算600mmの超望遠レンズで撮影していたが、その光学ファインダーよりも、A1でのぞいたほうが、明るく、大きく、広く見える。しかも片目と両目の違いもあり、その見え味は、天と地ほども差が開くほどだ(いや、それはさすがにオーバーか)。とにかく大差、A1の圧勝である。5倍ってすごい!この5倍のすごさをもっと多くの人に知ってほしいと思う。これで1万円しないんだから!

      ところで、運動会が終わって家に帰ってきてから、これ使ったみたことあったっけ?と親にC2を手渡した。部屋の中を見渡そうとした父親に苦笑しながら、障子を開けた。よく見えるけど、重いなあという感想。今度は母親に手渡された。

      重いわね。うわ、なにこれ!よく見える!だけど重い。うーん、まあこれはね。ただ、同じような製品では軽いほうらしいよ。それにしてもよく見えるわね!とかなり感激したようで、しばらく隣の家の屋根やら植木を眺めていた。

      でしょう?と言いながら、その後ほぼ同じ位置から私も見た。屋根の上にアカボシゴマダラがいた。大きく、くっきり、きれいに見える。そうだと思って600mmで撮影してみた。窓を開け、ガラス戸のぎりぎりの位置に立って撮ったのが下の画像(画像をクリックしてください)。
      隣の家の屋根にアカボシゴマダラ

      うちの環境は17インチの液晶ディスプレイで1280×1024の解像度でこれを見ているが、C2ではこれよりはるかにくっきり、きれいに、大きく、鮮やかに見える。日の出の双眼鏡ってのは、ほんとにすごいんだヨ!

各種データ

購入時期2010年3月、2011年5月
購入価格9,800円(+送料600円)
購入場所日の出光学
製品情報ページ双眼鏡 ヒノデ 5x20-A1
後継機種双眼鏡 ヒノデ 5x20-A3

後継機種:双眼鏡 ヒノデ 5x20-A3が2012年12月10日に出ていた。どうりで最近、C2の方よりもこちらの方の来訪者が多いと思った。

購入にあたって

日の出光学やら双眼鏡の商品名やらで検索していたら、楽天が出てきた。楽天市場に出店しているのは今回はじめて知った。それなら、楽天ポイントがついて、こっちで買ったほうが得ぢゃないか!

しかし、他のネット上の店舗同様、やはり楽天のほうは価格が上乗せされていた。まあ、これは当然だろう。価格は700円高くても、700円分以上楽天ポイントがあるのならば、こちらで買ったほうがおトクだ

楽天カードを持っていないのならば、作るだけで実質2,000円が手に入る。年会費はもちろん永年無料。キャンペーン中ならば、さらにポイントがつくので、断然おトクになるだろう。楽天カードは絶対にお得なので、持っていない人には自信を持って作ることをお勧めする。


観察の7つ道具>光学機器>ヒノデ5x20-A1

初回更新:2011-09-07 (水) 09:44:21
最終更新:2012-12-30 (日) 12:40:29
a:9550 t:1 y:0