人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人
意外と厚かった
本が届いてみて、意外な感じがした。なんとなくもう少し薄い本かと思ったら、そうでもなかった(246ページある)。4タイプ4人の高校生のそれぞれの視点からの物語と解説のサンドイッチ構造で興味深く読める。
あ、当たってるわ!
私はこの種のタイプ分けというのがけっこう好きで、他にもいくつか知っている。中学生のときに血液型性格分析にはまったのが発端か。血液型はまったく当たらないが(当たると思っている人が少なからずいるが、そういう人を反駁するのは簡単)、タイプ分けとしては面白いと思っている。
この本について知ったのは、深井 貴明さんの以下のツイートだった。
人間関係のストレスを半減させる知恵「人生の法則|4タイプ理論」。ブログの内容をさらに充実しました。診断テストと各タイプの解説リンク付き。自分のタイプを詳しく知りたい方は、ぜひ。ameblo.jp/business-prosp…
— 深井 貴明さん (@fukaitakaaki) 2013年3月21日
タイプ分けについての簡単な、いやけっこうくわしい解説は上のリンク先のブログにある。自分がどのタイプになるかのチェックテストも簡単に出来る。まずはお試しあれ。
朝一でこれを読んだときは、自分がどこのタイプに属するかわからなかった。どこにも当てはまるような気がした。その夜には、さらに記事が追加され今の形になったので、また、2回目ということもあったので、自分がどこに当てはまるかわかった。こっちとも微妙だなというところもあり、テストをしたら、やはり予想通りだった。
私は法則型に当てはまり、理想型もあるよなあと思っていた通り、得点では同点だった。
部下を動かす!
仕事で成果をあげるには、自分ががんばるのは前提で、いかに人の協力を取り付けるかが大切になってくる。特に、いかに部下を動かすかが重要だ。そのとき、どうすれば動いてくれるかを知ることが出来れば、業績は劇的によくなる。どうすれば動くかというのは、まさにその人がどういう欲求を持っているかということと密接に関係している。そこでこのタイプ分けがむちゃくちゃ役に立つ!
今年異動した今まで預かった中でも一番優秀な部下Aは典型的な指令型だった。そして、私のことをリスペクトしてくれていた。これも優位劣位の法則で当てはまる。
一方、2年前に私のところに来た部下Bは典型的な理想型だ。最初のミーティングで私を評して「ずいぶん数字にこだわるんだなと思いました」と言っていた。そして、「人として許せない」と言うことが多いと自分で言っていた。ドンピシャではないか。彼の部下育成のその姿も本を読んで納得した。自分の理想から外れると、途端に冷たくなる。そこが課題なのだが。私のことを信頼しているかどうかはどうも微妙な気がするのも優位劣位の法則からやはり当てはまる。
ちなみに、職場では私は指令型としての振る舞いをすることも多い。管理職として最初苦労したのは、そのせいもあるかと今では思っている。仕事をしながら、苦しみながらその面を伸ばしたということだろう。最初は数字なんてまったくこだわってなかった。正反対の理想型だったろう。
今の私自身は、今の仕事は、こうやるとうまくいき、こうやると失敗するというのがほとんど見えてしまっているので、実は少し退屈している。法則がつかめた時点で、興味が薄れる。今年新しい部下が入れ替えで入ってきたので、うれしくて仕方ない。
あの人登場!?
ごく最近、「人生は実験!」という名言を作り出したと自己陶酔していたのだが、これは私が法則型だからなのだなあ。エジソンが、電球を何千回だか実験してほんのわずかしか成功しなかったと人に紹介されたとき、
失敗ではない。そうやるとうまくいかないことを発見したのだから、私の実験はすべて成功だった。
と答えたというのを高校生か大学生の頃なにかの本で立ち読みして、全身鳥肌を立てて感動したのも、私が法則型ゆえなのか。
私の職場の主戦力はアルバイトで、アルバイトの採用はすべて自分の権限で出来る。何年か同じ部署でやっていると、こういう傾向が出てくることにあるとき気づいた。
- 美男美女が増えていく。
- サッカーならばフォワードタイプがいなくなる。地味な人が増えていく。
1番目はともかく、2番目。そう、注目型を採用していないのだ。ツイッターでも相互フォローしている人に注目型はあまりいないのではないか。ただし、一人だけいるんだよねえ、パッと浮かぶ人が。
それは、『孤独なバッタが群れるとき』の著者、バッタ博士こと前野 ウルド 浩太郎氏。ぜひ、すぐ上の著書名をクリックしてその証拠を見てください。
実は…
本そのものはまだ半分しか読んでいない。まあ、明日の行きの通勤電車の中で読み終わるだろう。いつもそうだが、読み終わってから書こうとすると、よほど気合を入れないと書き切れない。読んでいる途中にあれこれ考えるのが楽しく、読み終わるともう次の本に興味が移ってしまうのだ。
必要なことがあったら書き足すことにしよう。
購入・各種データ
人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人
混沌の間>混沌の書棚>人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人
初回更新:2013-04-06 (土) 01:55:51
最終更新:2013-04-06 (土) 01:55:51
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