改訂版 図解1時間でわかる経済のしくみ

購入に至るまで

この本の出版社の干場弓子社長のツイッターで知ったのがきっかけ。もともとビーケーワンのポイントが2月29日までで626円分あって、使いあぐねていた。期限までなにもなければこれにしようという本を決めてはあったが、ちょっとお金を足してこっちにした。実物を見ずに、即買い。

感想など

経済(学)に関しては、中3の公民で、需要曲線と供給曲線が交わったところで価格が決まるようなことまで教わったのが最後で、後は「神の見えざる手」なんてのは、働くようになってから何度か本で読んだくらい。自慢ではないが、私はそれくらい経済学には疎い。今まで経済学リテラシーの低かった私にはちょうどいい本だ。ネット右翼などに簡単に影響される息子にも、こういうものを読ませたいと思った。

この本の大元の『ウサギでもわかる経済学』も図書館で借りて読んだ気がするのだが、どうも記憶があやふや。うにゃむにゃだ。それはともかく、本書は経済学のごく基本から今が旬の話題まで取り上げている。内容についてはディスカヴァー社長室blogの該当記事に目次の一覧がズラリと出ている。

自分の知識の確認から、なるほど、そういうことだったのかというところがかなりあった。

私のしている仕事で言えば、Lesson 05は、良ければ口コミで広がる、広告ばかりしないでいいと言ってきた顧客に読ませてやりたいと思った。次からは、同じことを言われたら、やさしく説明してあげられる(可能性が高まった。けっこうカチンと来ちゃうからな、この手のものには)。

ごく最近の話題で言えば、やはり原発だ。火力発電だとコストが高いというのがどうも腑に落ちなかったが、Lesson 30を読んでそのカラクリがわかった。電気料金値上げはやむなしと思っていたが、これを読んで考えが変わった。断固反対である。その前にやることがいっぱいあるだろう。

  • 原発についての私見
    • 本書の内容からは少し外れてしまうので、このような形式(見かけ)で少し述べておきたい。

      私は、何でもかんでも原発反対ではない。むしろ、技術者には限りないチャレンジを期待したい。しかし、それにはかなり厳しい条件付きだ。

      今回の事故でも話題になったが、どこまで安全のラインを引くかでかかるコストが変わってくる。では、その安全ラインをどこに引くかだ。

      基準は単純。原発を臨海都市部に作ること。これだけ。もちろん、万が一にも致命的な事故があってはならない。日本が終わるから。それができないのならば、原発は作るべきではない。作るならば、それくらいの覚悟で作る。

      日本における原子力発電って、そういうことじゃないの?

3章は特に役に立った。私は政治にも疎いからだな。目から鱗落ちっぱなし。やはり、こういう知識は国民一人ひとりがつけていかないといけない。学校でもしっかり教えろよな!(政治的判断が入ると確かに難しいんだけど)。

増税については、最近の論調では、テレビも新聞もやむなしのような報道を増やしてきているような気がするが、これもちょっと待っただ。もっと先にやるべきことがあるだろう。この本読んで、目が覚めちゃったよ!納税者番号制度に反対する本当の理由は、これで損をする人の利権を守るためじゃないのか!?そもそも損ではなくて不正を働いているだけだが。「税と年金の一体改革」とよく言われているのもこういうことだったのかと今さらながらわかった。

この本は経済についてのものだが、自然科学のものについてもこの手の本がほしいと思った(あ、私は要らないけど)。売れるかどうかは知らないが、これは出版社の義務だ。いんちきエコ商品とか、いんちきな環境保護とか、糾弾すべきものはいっぱいある。最近ならば、やっぱり正しい放射能の知識を身につけることだ。この前テレビで見た瓦礫受け入れ反対の人たちの映像を思い出して、だんだん腹が立ってきた…。これくらいにしておく。

購入・各種データ

画像も文字もアマゾンにリンクを張ってあります。

改訂版 図解1時間でわかる経済のしくみ

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初回更新:2012-03-03 (土) 16:59:28
最終更新:2012-03-03 (土) 16:59:28
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