日本帰化植物写真図鑑

感想など

身のまわりの雑草に興味を持ったのは、子供が生まれてからだった。電車男(当時はそう呼んでいなかったが)が2歳くらいからだろうか、タンポポなどに興味を持ち、公園でタンポポを見つけては「あった」「あった」とあちこち指をさして喜んでいた。

それならばと私が子供のときに使っていた植物の図鑑、花の図鑑を実家から取り寄せて与えたら、「オニノゲシ!」「オニタビラコ!」など、私が聞いたこともないような発音をするようになっていた。当時まだ字は読めなかったはずだから、クミゴンに教わったんだろうな。絵を描いてくれというのにも困った。

そんなことがきっかけで、私も身のまわりの雑草に目を向けるようになった。図書館で『校庭の雑草』という本も借りた。色々調べていくうちに、あれ、これも帰化植物?これも帰化植物?と驚くことばかりだった。あのかわいらしいオオイヌノフグリでさえ、帰化植物だったとは!身のまわりの雑草は、半分以上が帰化植物じゃないの?と思っていたところ、ある本には身のまわりの7割の雑草が帰化植物であると書いてあった。

そして、帰化植物の多くは、幕末から明治以降に入ってきたものであることもいつしか知った。つまり100年ちょっとしか歴史がない。江戸時代は今とは周りに生えている草がまったく違ったのだ。200年前の日本は、道路や車やビルがないのは当然だが、植物さえも違ったのだ。この気づきは私にとってかなり衝撃的な体験だった。当時の上司にこのことを話したことを覚えているから、今から10年以上前のことである。

以来、帰化植物は、私にとって無視できない存在となった。あるとき書店でこの本の存在を知った。手にするとずしりと重い。ほぼ全ページに多彩な写真が掲載されており、「写真図鑑」の名に恥じない。お値段が少々張るので、しばらくは図書館でお世話になった。

類似種を見分ける場合のポイントもよく書いてあり、手元においておきたいと思ったので、結局購入した。今から6~7年前ということになるのだろうか。初版の第1刷は2001年7月だが、私の持っているのは2005年6月の第4刷だ。当時は今ほど図鑑をバンバン買っていなかったので、清水の舞台から飛び降りる覚悟だった。

いろいろ役に立ってきたこの『日本帰化植物写真図鑑』だが、ミズヒマワリは出ていなかった。ミズヒマワリの同定のために、本書を立ち読みしたのも覚えている。とにかく苦労したのだよ、ミズヒマワリの同定に。

この『日本帰化植物写真図鑑』に続編(第2巻)が出ているのを知ったのは去年だったか。職場近くの品揃えが素晴らしい本屋においてあった。一人で興奮した。周りにその興奮を伝える人はいなかったのが残念だった。手にとって最初にしたことは、ミズヒマワリが出ているか調べることだった。当然のように?出ていた。

私が購入したものには「愛読者カード」と「帰化植物友の会入会申込書」がはさまれていた。前者は平成19年4月15日まで有効の料金受取人払のはがきで期限が切れているが、帰化植物友の会の方はファックスすればいいので、大変遅ればせながらついに入会をした。私からはあまりに素人で情報提供はできないと思うが、まあ、無料だし(コンビニからファックスで50円かかった)、特典もあるしね。

購入・各種データ

画像は楽天ブックス、文字はアマゾンにリンクを張ってあります。

日本帰化植物写真図鑑―Plant invader600種

楽天ブックスで知ったが、今出ているのは1部改訂版でこれは昨年2011年の5月に出たようだ。紙の書籍は、ソフトウエアのように気軽にバージョンアップできないのが悲しいところではある。

おまけでアマゾンの方に第2巻のリンクも張っておく。

日本帰化植物写真図鑑〈第2巻〉

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初回更新:2012-12-13 (木) 10:59:01
最終更新:2012-12-13 (木) 10:59:01
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