混沌の間 > 庭の観察 > 生物の分類 > 動物界 > 六脚上綱

生物の分類〜六脚上綱〜

昆虫の分類

昆虫は全動物の7割以上を占めるといわれる巨大グループである。そのため、分類の仕方も研究者によっていろいろ分かれる。ここでは、そのうちのひとつを示す。なお、多様性を味わうため、庭の観察には出てこない目も含めて、ほとんどのものを記す。

側昆虫綱
トビムシ目(粘管目)

落ち葉の下などにいる土壌生物。羽もないし、無変態。複眼もない!

カマアシムシ目(原尾目)

うちの昆虫の図鑑に出ていない!土壌生物。体長は1mm前後でトビムシ同様、原始的な昆虫。とある本によると、生態はほとんど未知!今後の研究に期待。

昆虫綱

内顎亜綱

コムシ目(双尾目、倍尾目)

同じくうちの図鑑に出ていない。無変態。尾っぽが二つに分かれているので双尾目。生態は不明点が多いらしい。もちろんわしも知らん。

外顎亜綱

単関節丘下綱
イシノミ目

シミ目イシノミ亜目に分類してたことも。図鑑に出ていた(笑)。背中は茶色で姿はシミ。そして、“石”の上で“蚤”のように跳ねるらしい。参考リンク

双関節丘下綱
無翅上節
シミ目(総尾目)

ヤマトシミが実家で結構繁殖していた。とっ捕まえて何匹も飼っていたこともある。雑食性で紙も食うし、蚊の死体も食った。

有翅上節
旧翅節
カゲロウ目(蜉蝣目)

はかない命の象徴。でも、幼虫は数ヶ月以上生きるけどね。幼虫がアリ地獄のウスバカゲロウはアミメカゲロウ目でまったく別種。

トンボ目(蜻蛉目)

トンボ。ヤゴと呼ばれる幼虫も成虫もともに肉食。

新翅節
カワゲラ上目
カワゲラ目(積翅目)

川や池にいる。幼虫は水生。積翅目の積は、本当は「示偏(しめすへん)」だが、パソコン上では字が出ないので、積の字をあてた。

バッタ上目
シロアリモドキ目(紡脚目)

前肢の_(←足偏に付くという字)節から糸を出して樹皮上に天幕を張り、その中で小群の集団生活を営み、植物質を食う。わが国にはコケシロアリモドキだけが知られ、九州に分布。と広辞苑にある。

バッタ目(直翅目)

さらにバッタ亜目キリギリス亜目に分けられる。コオロギは後者。

ナナフシ目(竹節虫目)

枝のようなナナフシ。小学生のときに自分で一度見つけただけだったので、子供の友達がトビナナフシを捕まえていたのを見て感動した。

ゴキブリ上目
ガロアムシ目

ガロア虫=熱狂的な数学少年を私は連想するが、以下、偉大な広辞苑より。(発見者フランス人 Gallois に因む) ガロアムシ目ガロアムシ科の原始的な昆虫。体長約二センチメ-トル。翅は全く退化。北米と極東の、山地の落葉や石の下などに生息。コオロギモドキ。

ハサミムシ目(革翅目)

お尻のほうにハサミあり。歩き方(走り方?)がゲジゲジ風なので、決してクワガタのような人気者にはなれない。石をどけるとけっこう普通にいたりする。

シロアリ目(等翅目)

実物見たことないなあ。家にいたら大変だ。セルロースを分解する微生物と共生していたり、自らもセルロース分解酵素を作ったりして広範な食物を食べる。

ゴキブリ目(網翅目)

嫌われ者の代名詞だが、ヒトと共生(?)しているのは実はごく少数派。

カマキリ目(蟷螂目)

鎌状になっている前脚は誰でも気づく特徴だが、比較的自由に頭部が動くことも忘れちゃいけない。最も擬人化しやすい昆虫ではないか。蟷螂拳なんて中国拳法もある。

カメムシ上目
チャタテムシ目(噛虫目)

室内にいるものもいる。それとは知らずに見ているのだろう。障子をかじる音が茶を立てている音に似ているのが名の由来。

ハジラミ目(食毛目)

鳥などの毛をかじって食う。

シラミ目(虱目)

哺乳類などの血を吸う。一生宿主の体を離れることがない。

アザミウマ目(総翅目)

これまた知らぬうちに見ているのだろう。主に植物の汁を吸う。よくわからないことが多い。

カメムシ目(半翅目)

さらにヨコバイ亜目(同翅類・セミの仲間)と、カメムシ亜目(異翅類)にわけられる。刺す口を持っている。ウルトラマンに出てくるバルタン星人も明らかにカメムシ目である。

完全変態上目

さなぎになる昆虫全般。目の数は少ないが、種の数では圧倒的。それだけ、幼虫からさなぎを経て成虫になるという生態は大成功を収めた。

ネジレバネ目(撚翅目)

甲虫に近縁で、その他の昆虫に寄生する。昆虫に寄生するということは後発のグループであることは明らか。その名のとおり羽はねじれてるんだろうな。しかし、昆虫に寄生するだけに、ちっちゃい。とこれを書いた後調べたら、メスは一部を除き宿主の体内で一生を過ごすと。羽があるのはオス。より進化しているものはハチやアリに寄生する。確かに社会性の昆虫を宿主にしたほうが繁殖に有利だ。

コウチュウ目(鞘翅目)

種の多い昆虫の中でも半分くらいが甲虫類に属する。成虫の前翅が硬いために、いろいろな環境に適応できるのだろう。

アミメカゲロウ目(脈翅目)

今日の『アタック25』(1500回記念!)の問題でも出ましたよ。「幼虫がアリ地獄と呼ばれる・・・」「ウスバカゲロウ」正解していました将棋の森内名人。お見事!クサカゲロウの幼虫はアブラムシを食べてくれたりして、これまた助かります。

シリアゲムシ目(長翅目)

完全変態の中で最も早く出現したとされる。とまるとき尻を上げる。オスがメスにプレゼントしている間に交尾したり、メスの振りして別のオスからプレゼントを奪うなど、種によってなかなか興味深い生態がある。

ノミ目(隠翅目)

恒温動物(哺乳類や鳥)の血を吸う。翅は邪魔なので退化しているが、スーパーな跳躍力を持っている。ハエ目に近く、実はとても進化しているグループという噂。

ハエ目(双翅目)

ガガンボ下目カ下目を含む糸角(長角)亜目アブ下目ハエ下目を含む短角亜目に分かれる。メインの翅は2枚しかない。ヒトに嫌われるタイプが多い。それだけヒトとのかかわりも多いということか。しかし、ヒトには無害なガガンボ下目が種としては最大グループ。ガガンボは見かけはカを巨大にしたようなやつで、長い足が取れやすく、気持ち悪くもどこか悲しい。

トビケラ目(毛翅目)

幼虫は水生で雑食。成虫も水辺から離れることは少ない。

チョウ目(鱗翅目)

チョウやガ。チョウとガの厳密な区別はないらしい。翅には鱗粉(りんぷん)があることは、触ったことのあるヒトならよくわかる。日本ではチョウ250種に対して、ガは6000種。

ハチ目(膜翅目)

多様性に富んでいて最も進化した昆虫のグループ。コウチュウ目に次いで種類が多い。幼虫が葉を食べるハバチなどを含む広腰亜目細腰亜目にさらに分けられる。細腰亜目はさらに有錐(寄生蜂)下目有剣下目に分かれ、後者にはスズメバチ上科やミツバチ上科が含まれる。アリはスズメバチ上科のアリ科に分類されている。

混沌の間 > 庭の観察 > 生物の分類 > 動物界 > 六脚上綱