花は春先の日光を反射して、地面に落ちている宝石のようにキラキラ輝く。夕方になると花は閉じてしまうので、花を満喫するには真昼に限る(昼間に見て、夕方にも同じところを通ったのでまた見に行ったらなかなか見つからず、花を閉じるというのはそのとき初めて知った)。春のぽかぽか陽気とともにぼんやり眺めるのはなかなかの贅沢。散歩しながら、オオイヌノフグリの自分なりのスポットを探すのも楽しい。私などは、群生しているところを見つけようものなら、誰かに教えてあげずにいられなくなる。背丈の高い雑草が生えてくる前の時期に、そこらの日当たりの良い地面に生えているのを花さえ咲いていれば比較的簡単に見つけられる。オオイヌノフグリを知らずに一生を終えるのは、ちょっと損だと思う。
花の美しさ:★★★★★
雑草度:★★★★★