庭の観察
身近な自然の観察記。すぐそこにある自然を通じて、生物の多様性と神秘を味わい、クォークから宇宙まで想いを馳せる。
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上野の桜都内の桜の満開宣言が出たのは一昨日だったと思う。昨日の朝はまだ雨が降っていたので、一気に散ってしまうかと思ったが、大丈夫のようであった。2年ぶりに上野動物園に行く。JR上野駅の公園口を出ることからして、ちょっと大変だった。
上野の桜2桜も見事だが、人の多さも見事。
サヤエンドウとレンゲソウ3年ぶりのサヤエンドウ。種も新しく買ったわけではなく、当時のものを蒔いた。本日開花。以前からつぼみを見ていたレンゲソウも咲いていた。レンゲソウは去年の秋にも種を蒔いたが、この1画の株だけは去年の春に花が咲いて、自然に種がこぼれて出てきたもの。マメ科植物の競演。どちらも肥料いらずの手間いらず。
サヤエンドウの花サヤエンドウの花は意外ときれいで、けっこう好き。自家受粉するので、花粉を媒介する虫が来なくてもぼこぼこ実ができていく。
レンゲソウの花「あれ、レンゲソウなの。あんまりきれいじゃないね」とはクミゴン談。確かに、色がやけに淡白なような。
トイレにゴキブリ昨日、寝る直前に2階のトイレに行ったら、いたよ、今シーズン初のゴキブリが。びっくりしたね。いくら暖かかったとはいえ、もう活動を始めているとは。1時57分の撮影。クロゴキブリかな。あまり動く気配がしなかったので、1階にデジカメと掃除機を取りに行った。
勝手にひっくり返っているゴキブリ写真をとりあえず1枚撮ってから、デジカメを絶対にパニックになっても落とすことのない安全地帯に置き、バッテリーで充電するタイプの小さい掃除機で吸い取り作戦を敢行。普通ゴキブリ退治では、私は熱湯ぶっ掛け作戦をするが、トイレをお湯でじめじめぬらしたくなかったことと、お湯が十分熱いか不安だったので掃除機で。どうしてもうまく吸い取れず、便器の向こう側に鈍い動作で逃げるのを、こっち側で右からアタック、左からアタック。そうこうするうちに、勝手にひっくり返った。
勝手にひっくり返っているゴキブリ2ゴキブリは別名油虫というくらい油っこく、背中はつるつる。そのため、ひっくり返ってもがいてもつるつるすべるだけ。そのうち動きが鈍くなった。経験的に言うと、ゴキブリは大して体力がなく、ちょっと動くとすぐ息切れする(※)。そういう状態になったのかもしれない。あるいは、ヒトの感覚では暖かくなったが、ゴキブリが動くにはまだ温度が十分ではないのかもしれない。いずれにせよ、あれ、死んじゃったの?というくらい動きがなくなった。そこで、アップも含めて2枚撮影。

この後、台所に行って、中性洗剤を取り、これをちょっとかけてみた。そうしたら、刺激が効いたのかまた動き出し、また腹ばいの普通のスタイルに戻って、再び影に隠れるように鈍く逃げた。数度のアタックの後、掃除機が吸い取ったはずである。確証がないのだが。また、掃除機で吸ったものの、逆流してくることはないのか、実はかなり不安であり、何度も、スイッチを入れたり切ったりして、いろいろなものを吸い込んでみたりもした。

(※)こう表現はしているが、実際にはヒトとゴキブリでは循環器系は構造が根本的に違う。
カンヒザクラ 花期末期3月12日にメジロとともに撮ったカンヒザクラ、もう花期が終わる寸前。しかし、つい最近のことだと思ったが、すでに2週間も前の出来事だったとは。今回は公園側からではなく、道路側から撮った。
キジバトとムクドリB公園。ここでムクドリはよく見るが、キジバトといっしょなので、大きさの比較にいいのではないかと思い、撮影。もともとこのムクドリはもう1羽いっしょにいたものともどもちょっと小さめに感じ、かつキジバトよりもちょっと向こうよりなのであまりよい比較にはならなかったかも。

それにしても、最近、私の目にはよくムクドリが入ってくる。
散ってしまったハクモクレンB公園に行った帰りに見てみたら、あらら、もう一輪しか花びらは残っていなかった。
おたまじゃくしB公園にて。おたまじゃくしがうじゃうじゃ。ヒキガエルかなあ。
おたまじゃくし2誰に食べられちゃうんだろうと心配になり。なにしろ、鳥はいっぱいいるから。

橋の上から見下ろして10倍ズームで撮っているが、隣にいた女性二人組は、ビロードツリアブを見ていた。手っきり花を見ているのかと思ったが、ちょっと変わった二人かも。会話のレベルは、さほど虫にはくわしそうではなかったが。特に年配の方のほうが。何を見ているのか時になって同じ方向を覗き込んで気づいたのがこのおたまじゃくしたち。来年の早春には、カエルの卵を探して見ますかね。
シモクレンのつぼみ昨日、カタクリを撮りに行った帰りに撮影。
シモクレンのつぼみ2去年(か一昨年)にも撮影しているが、記事になっていなかった。花が開く前のこのような形のほうが好き。
カタクリの花午前は仕事がないので、ちょうどチャンス。サクラの開花宣言も出たし、咲いているに違いないと思って春休みで暇している電車男といっしょにカタクリの自生地に行ってみた。
カタクリの花2思ったより、いや、思ったとおりか、まだそんなに花はたくさんは咲いていなかった。しかし、撮影には十分。この花粉はいったいどんな虫が運んでいくのか。ここではホソヒラタアブを1匹見ただけだった。
カタクリのつぼみつぼみの株も少なくなかった。花をつけているのは、どれも2枚葉が出ている株。
カタクリのつぼみ2同じつぼみのアップ。
一面カタクリ満開には時期尚早だが、3月5日に行ったときとは、やはり違う。
白馬3月18日、お墓参りに行く途中。哺乳類は種類が少ないうえに、街中ではあまりいろいろなものを見かけないが、これは珍しい。
馬
交通安全のキャンペーンのようなのだが、ドライバーたちは渋滞になって殺気立っているようだった。
ハクモクレン昨日の記事でちょろっと触れたハクモクレン、今日仕事に行くときには、老夫婦が見ていて、話題にしていた。「もうこんなに開いちゃって」と。家を出るのが遅くなったこともあり、そこでデジカメ撮影する勇気もなく先を急ぐ。帰りに見たときは、さらに開いており、半分にまでなっているので、いったん通り過ぎたがまた戻って深夜の撮影を決意。0時34分。
夜のハクモクレンさらにズーム。あ、向こうに見えるの、花びらが全部落ちている。

そうだ、このハクモクレンが散るころ、やはり通勤途中のシモクレンもチェックしなければ。
今日は気温が上昇気味で、春に向かってきたという感じだった。空もどんより春模様。ちょっと歩くと鼻がむずがゆく、スギ花粉健在。昼間、外は暖かく、鉄筋コンクリートの職場はひんやり。いかにも春。夜帰ってきたときには、ハクモクレンの花弁(でよかったかな?)がかなり開いていた。過去の記事を調べてびっくり。ちょうど1年前にここのハクモクレンのことを書いていた。これと比べてみても、いかに今年の開花が早いかがわかる。

サクラのようなコブシこの写真はこの前の日曜日、18日のもの。お義父さんのお墓参りに行ったときのもの。墓地のトイレの近くにサクラのようにほんのりピンク色のきれいな花を咲かせている木が見えた。
ピンクのコブシの花近づいてみてびっくり。葉っぱが1枚下からぴよっと飛び出ているこの花は、コブシではないの?ピンクのコブシ。こういう品種なのかな。近くで見るより遠めで見たほうが美しかった。すごい寒い日だったが、おかげで空の青さとの対比もばっちり。ソメイヨシノが咲くときも、こういう空ならばなあ。
隣の家にアメリカアザミこの前のアメリカオニアザミのロゼットの生えていた家の東隣のさらに広い敷地の家の庭への通用口前。これは絶対に抜かれてしまうな。撮影は3月18日。

それから昨日、職場の向かいのところにある駐車場のフェンスのところ、去年の夏にアメリカオニアザミが生えている付近を信号待ちのときに探したら、1株あった。しかし、下側のロゼット葉は枯れており、このまま育つかどうかは不明である。信号待ちごとに思い出したら観察しよう。

駐車場の隅のオオイヌノフグリそれから、やはり職場近くの別の場所でちょっと前にアメリカオニアザミのロゼットを発見した。後で確認したら、以前記事にしたオオイヌフグリの写真の中に写っていた。これは3月1日に撮影し、その日にアップした写真を再掲したものである。これをその場で見たときは、ちょっと葉のギザギザがきついのでもしかしてアザミかなと一瞬頭をかすめていたような気がする。そういえば。
カイツブリ潜水名人カイツブリ。もう10年以上前になるが、そうと知らないときは、カモの子供だと思っていた。カモとは系統的にもまったく違うと知ったのは、去年のことだったか。
カイツブリ潜水まっすぐ進んでいる波面がきれいだったので、これを撮るつもりが、唐突に潜った。期せずして潜る瞬間が撮れ。

カイツブリは潜水名人というものの、私が見たところ、カワウのほうがずうっと長く潜っている。カイツブリはしばらく待っていれば、あ、こっちから出てきたということが普通だが、カワウの場合、待っていてもしばらく出てこなくて、こちらが痺れを切らして出てくるのをあきらめてしまうこともしばしば。どのくらい潜っているのか時間を計りたいとよく思うのだが、あいにく腕時計に秒針もストップウォッチ機能もなく。
ヒメツルソバ他緑のじゅうたんの上流。対岸のコンクリートの隙間からヒメツルソバ。この右上横にもあった。
ヒメツルソバなど手前の水中から生えている草はなんだろう。ミズヒマワリにしては、ちょっと葉の形が違う気がする。あるいは若葉なので形が少し違うのかもしれないが。ヒメツルソバの右側はヤエムグラか。
たぶんシロハラなかなかピントが合わず、この1枚しか撮れなかった。もろもろ考え合わせても、たぶんシロハラ。昨日の午前中、K林にて。
カケス私としては珍しいせっかくの連休だったが、寒いのなんの。B公園に行ったが、鳥もあまり活発ではないようで、もう今日は引き上げようと思った矢先、頭上に大きな鳥(スズメに比べて)が来て、びっくりした。「そこを動くな、そこを動くな」と声に出して念じ、数枚撮影。これってカケスかなと思いつつ。しかし、悲しいかな、画像サイズが640×320だった。
カケス21600×1200で撮ったものではたぶんこれが一番まとも。
P3192932kakesu.jpgこちらが意識していることに気づくと、どんどん木の上のほうに行ってしまうらしい。時間がたつにつれ、撮るのが難しくなる。鳴き声は忘れたが、にごった声だった。
P3192937kakesu.jpg日のあたるところにきてくれないと、シャッター速度は遅くなるは、ISO感度を上げるしかないわで、写りが悪くなっていく。後姿のほうがいっぱい撮った。
P3192944kakesu.jpgどのタイミングで撮ったものか覚えていないが、1羽だけ「ガー、ガー」とカラス(この場合はハシボソガラスか)の鳴き声をまねしているとしか思えない鳴き方をしていた。家で調べたら、やはりカケスは他の鳥の鳴き声その他をまねするとかいてあった。
P3192949kakesu.jpg全部で何羽いたのかわからないが、同時に見えたものだけで少なくとも4羽いた。ヒヨドリも近くにいたので、見通しの悪いところでは紛らわしかった。
P3192950kakesu.jpg日なただけどいまいちだな、これ。インターバルを2回おいて、計3回撮影にチャレンジしたが、はじめのが一番のチャンスだった。
ウメ(モモ?)1ヶ月ぶりに家族で出かける。まだ記事にしていないが、この前ウメ(モモではないかとクミゴンから待ったがついたもの)にシジュウカラを撮ったこともあったので、今日も期待。何も姿が見えなかったのでスルーと思ったら、通り過ぎてから、「チー」「チー」と高い鳴き声が聞こえる。
ウメ(モモ?)にメジロ<気になるので、みんなが先に行くのもかまわず、一人戻り、見てみたら、2羽のメジロに1羽のシジュウカラ。シジュウカラは撮りやすい日なたに出てくれたが、今回はパス。時間を気にしながら、何とか3枚撮った。
ウメ(モモ?)にメジロ2これは最後の1枚。手前にピントが合ってしまった。花が良く見えるのでよしとする。梅なのか桃なのかは、実ができるまで結論を待つ。
3月上旬のあの暖かさはなんだったのか。また冬に戻っている。日に日に寒くなっていくような。昨日は都心部で今シーズン初の雪とか。仕事から帰ってきてからすぐに電車男と深夜の電車撮影。寒かった。私は今年、おそらく最初で最後の手袋をはめた。
タイトルのまま。歩いているとすぐ左から鳥の鳴き声がすると思ってみたらコゲラだった。2メートルも離れていなかった。人の家の庭の木の枝にいた。しばらく眺めていたが、デジカメを持っていても撮ることはできなかっただろう。ひょこひょこ木を移動して、私から逃げながら(?)隣の木に飛び移り、そして、4度目のコゲラを目撃した家の木に飛び移った。仕事に遅れるわけに行かないので、そこまで。
ヒラタアブヒラタアブって、全然種類がわからないんだよねぇ。おなかの模様からしてホソヒラタアブではないようだ。12日(月)のもう帰ろうとして出る直前のB公園。
ヒラタアブと花花はバラ科のものっぽい。花の名前もヒラタアブの名前もどなたか教えてください。
チュウレンジの産卵跡?この木はチュウレンジの産卵跡のようなものもあった。
ミツバチと花おまけでミツバチ。ミツバチもニホンミツバチとセイヨウミツバチの区別がつかないんだなあ。スズメバチを集団で取り囲んで熱殺できるのがニホンミツバチでできないのがセイヨウミツバチというのは知っているが、実物を見てどちらであるかが判断できない。
キジバト羽がメスのキジに似ているからキジバト。12日(月)のB公園にて。枯葉の下をほじっては、何かを探して食べていた。1メートル以上近づいたが、逃げることもなく。
ダイサギ11日の日曜日、C池で。着くなりすぐに目に入ったが、てっきりコサギだと思って、とりあえず撮っておいただけ。家で画面に大きく映し出された画像を見てはじめて、ダイサギであったと気づき、後悔。もっと撮れば良かった。そもそもここに来たのは、ここならダイサギが見られるかもと思ってのこと。
ダイサギ2黒い嘴に青みがかった目の周り。繁殖期の証。
ダイサギ狙いを定めて翌12日の月曜日。B公園にて。なんと、十分撮影できる距離にダイサギがいた。拍子抜け。ここでは夏に一度見たきりなのに。狙いを定めて・・・。
ダイサギ取った後その8秒後。すでに取った後。決定的瞬間は撮れず。水面の波紋の有無の違いに注目。カメも特別出演。
ダイサギ首と足が長いダイサギというのがよくわかるような嘴と首と足の長いショット。こちらのダイサギは、まだ嘴が黄色い。
オオバン他11日日曜日に行ったC池。アシの手前には、はじめて見たオオバン。切れているが右側にはバン。ともに1羽ずつ。手前はオナガガモ。この池に一番多いのはオナガガモだった。
オオバン正面オオバン、正面。
オオバン横横向き。
カンヒザクラにメジロ「ウメにシジュウカラ」のタイトルで記事を書くはずだったが、ウメなのかモモなのか不明なうちに、もう時代は次の記事へ。これすら昨日の12日の撮影だが。「ウメにヒヨドリ」、まあ、これを記事にするのもいいかといったん通り過ぎようとしたが、再び戻って自転車を公園の小さな駐輪場に置く。撮影しようとしたら、ヒヨドリはすぐ木の反対側に行ってしまい、撮らせてくれない。やがて飛んでいってしまった。あ〜あと思っていたら隣の木に聞きなれない鳴き声の小鳥がやってきて、すぐにメジロとわかった。そして、こっちの木にきて蜜を吸い始めるではないか。ついに私にも「ウメにメジロ」の撮影機会が訪れる。
カンヒザクラにメジロ2何枚も撮った。なかなか日なたに来てくれず、思うような構図では撮れない。もしかしてもうちょっと近づけるのかと寄ったら、思いっきり寄れた。うちのミカンにきたときと同じように、キョロキョロとあたりを警戒しながら蜜を吸っている。すると、両目がこっちを見ているような写真も撮れたりする。しかし、たぶんこの瞬間はこっちを見ているのではなくて、画面の右のほう(メジロの左目側)に意識があるのだろう。正面に目がくるモズとは違い、両側に視界が広く取れるように目がついているのがよくわかる。
カンヒザクラカンヒザクラ2どんなところにいるのかわかるように、引いて撮った。このとき、まだメジロはいたのか、すでに飛んで行った後だったのかは忘れてしまった。このほかにも2羽、隣の木に飛んできた。
カンヒザクラとグレープフルーツこんな公園の入り口のところに立っている。ちなみに、左側の緑の木は、グレープフルーツ。葉は古い虫食いの跡があった。つまり、当然のごとく春から秋にかけてアゲハの幼虫がついているということ。また観察スポットが増えてしまった。

さて、もともと緑のじゅうたんの最上流からB公園に行く途中にいつも通るが初めて立ち寄った小さな公園だったが、いざここを後にしようとしたとき、杖をついたおばあさんとイヌを連れたおば(あ)さんの会話を偶然聞いてしまった。それによるとこれは、ウメではなく、サクラであった!カンヒザクラか何とか桜のどちらかで、木が植えられたばかりのころは名札もついていたと。「ウメにメジロ」はまたお預けであった!

それにしても、この濃いピンク。私は非常に好き。冬のような濃い青空といい、対比が見事だ。
アメリカオニアザミのロゼット図書館の帰りならぬ耳鼻科の帰り、自転車でツーと通り過ぎたのだが、目に留まった、こいつが。そこで引き返した。アメリカオニアザミのロゼット。去年もここに生えていて、一連の記事にした。あれ、多年草じゃなかったよなあという違和感を感じていると・・・。
アメリカオニアザミのロゼット他しゃがんでマクロ撮影しようとしていたら、視界に人影が入った。通行人が多い場所だが、その立ち位置、動きからして、絶対私を見ている。まさかと思いつつ顔を上げる。品の良いおばさんが立っていた。
「(この草が)なんだかわかりますか」
「ええ。アメリカオニアザミです」
「植物におくわしいんですか」
「いやあ、植物はそれほどでも」
「去年もここに生えてきて」
「あ!そこか!」
「今年はここに種が飛んだのね」
「ええ」
「どんな花が咲くのかと思って、種ができるまで抜かなかったんですよ」
「それ、私、記録撮ってましたよ!」
「あら、まあ。記録している人がいたなんて。自然にしているのが好きで。なるべく手を加えたくなかったの」
「私もです!」
「そういったところに生えているのでも、きれいな花を咲かせるのがずいぶんあるわよね」
「ええ」(軽く相槌を打った風だが、心の中では激しく同意)
「葉っぱが落ちるから、この前植木は切ってもらったけど、手入れはほとんどしないの。今度は××が△△しなきゃ」
(植物名、聞いたことないもので、聞き取れず)
「とっている人がいるのなら、抜くのはやめようかしら」
「いえいえ」
「あと1ヶ月位したら抜こうと思っていたんだけど。去年はとげがすごくて、痛くてね」
「そうでしょうね」
・・・というわけで、予想通り、この家の住人だった!!とても感じの良い方で、またお話してみたいと強く思った。その家は、その東側のさらに広い敷地の家ともども、木がいっぱいいろいろ植えてあって、いいなあこの家、と結婚以来ずうっと(つまり10年以上)思っていたところ。ああいう家に住んでいる人は、やっぱり違うなとも思った。

ところで、去年のアメリカオニアザミの跡は2枚目の写真に写してある。右から2番目の緑の塊(なにかのロゼット)のすぐ横にある茶色く写っているものがそれ。
見事なコブシ去年の夏くらいからだろうか、存在を知ってからぜひ行ってみたいと思っていた池のある公園。ついに願望叶う。池の反対側から見たときも見事だったが、なんの花だかわからなかった。近づいて見たらコブシであることがわかった。池側に木が突き出しているのが面白い。ソメイヨシノでもこういうのはよく見る。裏側(というのも変な表現だが)から木にもっとも近づいたときは、ふたりの女の人が、何か見ていた。一人は一眼レフで撮影し、ひとりは小さめの双眼鏡で、違う立ち位置で同じところを見ていた。見ているのは花ではなく、鳥のはずだが、私には見えなかった。この画像の中のどこかにまだいる。

この後自転車でまたこのコブシの後ろを通ったとき、さっき視線があったのとは違う位置で、私にも鳥が見えた。茶色っぽく見えた。撮影体勢に移ろうとしたら、水面近くを飛んでいってしまった。しかし、それでわかった。青くは見えなかったが、あれは間違いない、カワセミだ。水面近くの枝に止まっていて、水面近くをまっすぐに飛ぶ飛び方。2月8日に見たときと似ていた。


「ウメにシジュウカラ」というタイトルで記事を書こうとしていたら、クミゴンが、これは梅じゃなくて桃じゃないのと言ってきた。モモなんてまったく考えてもみなかった。そこで梅と桃の違いについて少し調べてみたが、さっぱりわからない。どちらもバラ科サクラ属で似ているのはやむを得ないか。ウメは品種が多く、いろいろな花があるので余計にひと言で違いをいうのは難しそうだ。

そうこうしているうちに、アーモンドについても出てきた。アーモンドもまたバラ科サクラ属であり、なんと、花が実に美しい。驚きである。以下のサイトを参照。
http://www.fitweb.or.jp/~hana-k/hana/amondo/amondo.htm
アーモンドがこんな花であったとは夢にも思わなかった。そうか、アーモンドって、ウメやモモの種に似ている、そうか、アーモンドは種を食べていたのか。今までなんとなく豆を食っているような感覚だった(豆も種だが)。アーモンドは扁桃ともいい、なんだよ、扁桃腺の扁桃かよとも思う。さらに扁という字は、平たいという意味。平たい桃か。ついでにプラナリアやコウガイビルなどの扁形動物は、平たい形の動物という、そういうことだったのか。当初の目的からだいぶ外れたが、一気にいろいろな知識が結びついた。楽しいひと時。
ムラサキシジミのメス2つ前の記事の続き。オスを撮っていたら(撮っているときはオスと知らないのだが)、また別のも飛んできて、紫の色合いが微妙に違い(こちらのほうが紫の領域が少し少ない)、もしかして別の種類かも、ということで念のため撮っておいた。
ムラサキシジミのメス女優を少しはなれた遊具のあるところで一人で遊ばせておいていたので、いったん迎えに行き、紫のきれいな蝶がいるよ、見てみる?ということで戻る。同じところに蝶はいなかったが、あ、ほら、あそこということで別の蝶を撮る。しかし、後で画面で確認してみると、翅の痛み具合がそっくり。同一の個体だろう。成虫越冬なのでいろいろ修羅場をくぐっているに違いない。で、これはムラサキシジミのメスであると一寸野虫さんに教わる。
青空にハクモクレン暖かい割りに、上空は気温が低いのか、冬のように空がきれいだったので、スカッとした青空をバックにハクモクレンを撮った。うちから一番近いハクモクレン。葉が落ちたときは、去年もおととしも女優がうちまでその大きな枯葉を持ってきたモクレンでもある。この家のアケビ(右手前にある)に以前お持ち帰りしたアケビコノハの幼虫がついていた。
ムラサキシジミのオスこの前の記事の続き。ムラサキシジミのオス。この画像は再掲。ほんとに美しい。「珍しい蝶だなあ」なんて子供に話しかけているおじさんもいた。実はそんなに珍しくなかったりする。
ムラサキシジミのオス足元に来たので大きく撮れた。しかし、蝶は遠くにありて思うもの?
ムラサキシジミのオス 翅の裏時間が前後するが、翅を閉じるのを待っていた。枯葉そっくりで地味。そこをじいっと見ていれば間違えることはないが、ちょっと目を離すと、向こうが動かないかぎり、意外なほどわからない。
カレーにカビ女優が大人用のカレーを食べれらないので、子供用と大人用の2種類をいつもクミゴンが作っているが、1日に作った子供用カレー、台所においたままになっていたら(通常は翌日にカレーうどんになるのだが)、今日(日付上昨日)の夜に見たらカビが生えていた。いつから生えていたかは不明。大人カレーは火を通したことがあったせいか、ルーが違うせいか、(少なくとも見た目には)カビは生えていない。「カビが生えるようになったんだ。暖かくなったんだ」とクミゴンは改めて感慨深げだった。さらにその前日は「なんだか虫も飛ぶようになって来たよね」とも。同感である。
カタクリの群生カタクリが自生しているところに行ってきた。事前にネットで調べたところ、花はソメイヨシノが咲くころとあったので、葉だけだろうと思っていたら、そのとおりであった。ほんの一区画だろうと思ったが、一面保護されていて、咲き出したらさぞかし壮観だろうと想像できた。
カタクリの葉斑入りの葉が特徴。たて看板によると、花が咲くまで6年くらいかかるという。生育のための条件もいろいろうるさそうで、それじゃあ減っても仕方ないだろうと納得。敷地にはシュロやアオキの小さな木もたくさん生えていた。その近辺にはカタクリの葉はまったくなかった。あれはほったらかしておくのだろうか。自生といっても結局は保護しなければ滅び行く運命で、ちょっとがっかりした。林の中ではウグイスも鳴いていた。
ムラサキシジミのオス女優といっしょにB公園へ鳥を見に行ったのだが、キチョウが見えたので、撮っていたら飛んでいってしまい、後を目で追ったら、これがいた。日光がたくさん当たる葉の上にこんなに派手な紫が見えたら、そこに注目しさえすればとても目立つ。私が撮っていたら、大砲を持ったおじさんも撮り始め、もともと散歩をしているヒトが少なくないところだから、次々にみんな見ていったようである。
「きれいねぇ」というおばさんもいれば、
「これ、なんという蝶ですか?」とその人といっしょにいたもう一人のおばさんが聞いてきた。
ムラサキシジミか、ムラサキツバメだと思います」
小声で聞いてきたのがおかしかった。私は蝶の名前に自信がなかったので、やはり小声になった。
実のところ、ムラサキツバメだと思っていたのだが、家で調べたらムラサキシジミのようだった。さらにその後これはオスであると一寸野虫さんに教わる。たくさん撮ったので、それはまた今度。
ジャンガリアンハムスターの爪とぎ?クマネズミは殺害の対象になるが、キヌゲネズミはペットの対象になる。同じ齧歯目でも前者はリス亜目、後者はネズミ亜目のようだが(しかしそれなら、なおさら前者のほうがかわいいような)。
さて、写真はトイレなのだが、おそらくヒトの意向はまったく無視している。爪とぎだろうか、それとも回し車のつもりだろうか。すごいスピードで前足を動かしていた。ちなみに、回し車は、一度足がどこかに挟まって宙ぶらりんになり、瀕死(?)の重傷を負ったことがあるので、かごの中から撤去して久しい。
ネズミのかじり跡私の職場にはネズミが出る。調べたところ、クマネズミだと思う。お弁当用のドレッシングか何かをここまでわざわざ持ち込んで、そして食べた跡。ちなみに、この向こうの机の引き出しの中では、ウンチやおしっこをしばしばしている。
駐車場の隅のオオイヌノフグリ毎年オオイヌノフグリを見ると感動するのだが、どうも今年はそうでもない。これは職場近くのもの。日なたのオオイヌノフグリの花を撮ると、たいてい真っ白になってしまう。曇りのときにちょうどよく写るようだ。ここは日陰だったので撮ってみた。
閉じかけのオオイヌノフグリキラキラ光る宝石のようにはなかなか撮れない。もう少し近づいてみた。撮影は4時26分であり、少し花がしぼみ始めてきた。
閉じかけのオオイヌノフグリ2オオイヌノフグリの写真は、やはりアップにかぎる。しかし、見た目の美しさは、日なたで日光を目いっぱい反射しているのがたくさん見えるときが最高なんだよなあ。
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