庭の観察
身近な自然の観察記。すぐそこにある自然を通じて、生物の多様性と神秘を味わい、クォークから宇宙まで想いを馳せる。
200703<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>200705
昨日は晩春と書いたばっかりで、今日は今年初の夏日。いやあ、暑かった、昼間は。B公園に行ったら、頭が痛くなった。それはともかく。10時にはうちの庭で、今年初のアシナガバチを目撃。コアシナガバチかな。時間は忘れたが、駐車スペースで女優の自転車のサドルの高さを調節してもらっているとき、私のすぐ横を高速で突っ切っていった蝶あり。目で追うとアオスジアゲハだった。そのすぐ後に今度は黒いアゲハを目撃。その前だが、女優がガラス等の資源ごみを出しに行くとき、蝶を発見。ダイミョウセセリの類。これらの蝶も全部今年初の目撃。後は後日、画像つきで出しましょう。調子悪いので早く寝る。
昭和の日の富士山昭和の日という名はどうも好かんなあ。みどりの日のほうがよかった。朝、電車男が「富士山が見える!」と叫んでいるので、がっと起きてしまった。おかげで1日眠く。撮ったのは7時36分。手前にピントが合っているが、肉眼でもこのように富士山はややぼんやりぼけた感じだった。ある意味、よく撮れている。透き通るような寒さを想像して屋上に出たが、日差しが暖かく、少し拍子抜けした。さすがに晩春である。
サヤエンドウ、ついに収穫。種を蒔いたのはいつだったか。庭の観察をサヤエンドウで検索すると、わかってしまう。おお、なんと便利。まさにweblog。11月5日に種を蒔き、はじめて花が咲いたのが3月30日。1ヶ月もかかっているのか。もっとも最初に咲いた花の果実は、収穫したものではなく、もっとぶくぶくに太っているかもしれない。放っておくとサヤエンドウは、種子の一つひとつがグリーンピースくらいになる。3年前、それも食べたが、けっこういけた。
さて、夜はジャガイモとサヤエンドウの味噌汁。かなりうまかった。クミゴンへのお世辞ではなく。ライアーゲームの第3回を見ながら食べた。
シロツメクサいわゆるクローバー。別に珍しくもなんともないが、うちの庭にほしいと思っている。
シロツメクサの花それは、シロツメクサがマメ科だから。うちの庭を肥やすのにほしい。今度、絶対に種を拝借しに行く。
シロツメクサの花2こうやって、アップにしてみると、確かにマメ科の花の特徴が出ている。この画像を見て、やっとマメ科と納得できた。
ナミアゲハ2007今シーズン初のナミアゲハ目撃。いつもはPモードにしてあるのだが、AUTOになっていたのか、画質が悪くて衝撃。隣の家の敷地に入って、背後から撮ろうとしたのだが、ピントがあった瞬間に飛び立っていってしまった。
スジグロシロチョウ4月5日、電車男の撮影。飛んでいるとモンシロチョウなのかスジグロシロチョウなのかわからないが、この角度だとスジグロシロチョウとはっきりわかる。もっともスジグロシロチョウとエゾスジクロシロチョウは写真の見た目だけでは区別がつかないようだが。見た目で区別がつかないならば、分布や食草の調査ではないのでどちらでもよいだろうというのが私のスタンスである。というわけで、スジグロシロチョウとしておく。
暑いくらい暖かくなったと思ったら曇ってみたり。そして、また雨。午前中に晴れてくれないと撮影意欲がわかない。ナガミヒナゲシが駐車スペースの芝で開花したのは2日前だったか。いや、昨日か。曇っているので撮る気がしなかった。今現在、駐車スペースの芝地はシバはほとんどなく、実にいろいろな草が生えている。一番元気なのは、タチイヌノフグリかな。花は極端に小さいけど。
土日ともに朝早く集合の仕事で、睡眠不足。楽しい午前の庭の観察もできず。今日も自然に早起きになったもののすぐにダウン。ちょっとだけ庭に出たが、かなりあれこれ生長していてビックリ。シロバナタンポポはどうなったのだろうと探したら、すでに綿毛が吹き飛んだ後だった。ああ、いったい種はどこへ落ちたのだろう。来年、近所でシロバナタンポポを見かけたら、それは間違いなくうちの庭から育っていったものだ。2つ目の綿毛も準備中だった。明日にでも開くかもしれない。

次にヒマワリを探したが、すぐに見つからない。埋もれてしまったのか。がんばれヒマワリ。探すのをあきらめたら見つかった。こういうことはよくあることだ。見ると、すっかり姿が変わっていた。だからすぐに見つからなかったのだろう。双葉と最初の2枚の本葉の間の茎が異様に伸びていた。そしてさらに2枚の小さい本葉をその上に出していた。周りが自分よりも背の高いレンゲソウに囲まれているので、茎を伸ばし、十分な日光を受けられるポジションを獲得するのは最優先事項だろう。

サンショウはずいぶん葉をつけた。サヤエンドウの種をすぐ近くに蒔いたせいか、よけいに葉が出ているように思う。いつでもアゲハよ、産卵に来いという感じだ。

サヤエンドウだが、ずいぶん実ができてきている。収穫して食べるか、あるいはもうなすがままにほうっておくか、思案中である。
仕事帰りに20時の投票終了時刻にギリギリセーフで間に合う。家のすぐそばでは、ジーとうるさい虫が鳴いている。クビキリギスか。去年より1週間早いわ。
スギナスギナスギナ2ツクシはスギナの胞子体。はじめの画像は以前にも載せたもの。4月7日11時48分。2枚目はその5日後の12日13時12分。最後はさらにその7日後の19日17時56分。時間帯は異なるが、ほぼ同じ位置から撮影。どんどんスギナが増えているのがわかる。最後の画像を見て、女優は「あ、まだツクシが残っている」と言ったが「それはヤブガラシだよ」
横に伸びている木は、葉の形からしてクワか。このスギナたちのこの後の運命やいかに。
ウラシマソウ先週の12日、図書館に行った帰りにいつもどおりK林を通る。自転車をゆっくり引きながら歩いていたら、去年も見たクリメコブズイフシが目につき始めた。やがて、オナガのギエーギエッギエッギエッギエッ。という鳴き声が聞こえ始めた。見ると複数のオナガが地面に降り立っている。何枚か撮れたと思ったら、飛んでいってしまった。地面に降りて何を食べていたんだろうと、そのあたりに近づいたら、こんな世にも奇妙な草が生えていた。「なんじゃこりゃ?」
ウラシマソウ2葉の形が、チラッと見ただけではササと見間違える。実際、最初の画像で右に写っているのはササだろう。そして、「なんじゃこりゃ?」の本体は花である。
ウラシマソウ3仏炎苞があるので、すぐサトイモ目と察したが、それにしてもその先っぽの長さといったら、いったい何のために?
ウラシマソウ4家に帰ってから学研の『オルビス学習科学図鑑 野外植物』の「緑・褐色の花」の密集花・花びらのない花を見てみたが、サトイモ科の花は出ているもののそっくりのものは出ていなかった。仕方がないのでしばらく寝かせておくことにしたら、なんとその1週間後、はもようさんのところに出ていた!ウラシマソウねぇ。名前がわかったので、もう一度同じ図鑑で索引から調べたら、出ているではないか。なんと、赤・ピンク・紫・青の花のところに出ていた。それも雄花のつくりの断面図の写真入りで。この写真、間違いなく私は何度も見ている。果実と球茎は毒あり!しかし毒を抜けば球茎は食べられると。
今日は自転車でお出かけしまくった。B公園に行った後にB図書館、それからB川沿いに行った後にC池に行き、そして、一昨年の秋以来ではないかと思うD公園に行った。その後、期せずして前から一度行ってみたいと思っていた公園に迷い着き、予定していたこれも前に来たのはD公園の帰り以来ではないかと思う図書館に寄り、さらに知らない道をくねくね行っていたら、おまけでクミゴンの職場に着いた。電話したら怒られた。食べ物の恨みは怖い(詳細は秘密)。それからA川沿いにいつもと逆パターンで家に着く。移動は多かったが実りはさほどなく、けっこう疲れた。1ヵ所にとどまるほうが、逆説的だが、いろいろ見られるということを実感した。さて、D公園に行ったお目当てのひとつは、オシドリ。D公園は、クミゴンと付き合っているとき、頻繁にデートに行った。ほぼ確実にオシドリが見られる。しかし、いつもいたところに行っても、いなくて、がっくり。そうそう、順番が前後するが、B公園に行っても、C池に行っても、カモの数が激減。冬鳥たちはみんな帰ってしまったようだ。オシドリとミシシッピーアカミミガメミシシッピーアカミミガメといっしょにいましたよ、オシドリ夫婦が。オシドリ夫婦その8秒後、アカミミガメは池にドボンと入った。オシドリはその音にびっくり。メスのオシドリは目を開けた。オスのオシドリもショックで姿勢がよくなっている。
クサガメB公園。ミシシッピーアカミミガメが多いのだが、ん?これはちょっと甲羅の感じが違うぞと思って、撮っておいた。「耳」のところに赤いラインがなく、甲羅に3本の「山」ができているので、クサガメ。クサガメは草亀かと思っていたら、臭亀であった。
もうすぐ2周年だなあと思っていたのはついこの間のような気がするのだが、気がつくとブログ「庭の観察」は丸2年を過ぎていた。

しばらく休もうかなあとか、これに割いている時間、別のことをしたほうがいいかなあとか、ブログの次の形態を探ろうかなあとか、しょっちゅういろいろ考えているのだが、いやいや続けたほうがいいと何度も自分に言い聞かせ、今に至る。過去の記事を読み返すと、いろいろな意味でやはり面白い。まあ、また自分のなかで1年契約ということで続けますか。

ちなみに、ここのファイルの容量は、昨日までで、261.3/1000MB(26%) 使用となっている。単純に考えると、キャパ的にあと6年は大丈夫ということになる。あと6年もしたら、ブログを取り巻く状況はかなり変わっているだろう。未来の環境については、あれこれ心配するだけ無駄だ。
ハルジオンヒメジョオン(姫女苑)の記事は書いていたがハルジオン(春紫苑)の記事はまだだった。今朝10時過ぎにコンビニに向かう途中、息を吐くと白く見えた。今日はちょっと寒い、と思いながら歩いていると、この1週間くらいだろうかあちこちでよく見かける風景に出くわす。人工物の隙間からハルジオンが生えて、花を咲かせている。
ハルジオンの花ピンクがかっている花。ハルジオンとヒメジョオンの見分け方については、ヒメジョオンの記事に書いたとおり。
ハルジオンのつぼみうつむいてついたハルジオンのつぼみ。
オオミズアオ17:30に1日中あった研修が終わり、携帯をふと見ると17:31でクミゴンからメールが来ていた。タイトルは「みつけたよ」。何かなくしていたっけ?出てきてほしいのは社員バッジくらいだ。それとも何年ぶりかに何かが見つかったのか?本文はなく、画像だけだった。「オオミズアオだ!」たぶん、街中で声を出していた。すぐに電話をして、どこで撮ったのか聞き出した。家のすぐ近くだった。電車男に私のデジカメで撮るように指示した。それで撮ってもらった1枚が最初の画像。17:43。これが一番うまく撮れている。自分でもどうしても見たかった。去年かおととしの夏に、女優のお寺の敷地でヒラヒラ飛んでいるのを見て以来、オオミズアオの成虫をまともに見たのははじめて見た高校生のときにまでさかのぼる。寄り道して帰ろうかと思っていたが、まっすぐ帰ることにする。暗くなったら飛んでいってしまうだろう。間に合ってくれぇ〜と気ばかり焦った。睡眠不足と研修で疲れているはずなのに、目がギンギン。隣の駅に着いたとき、電車男にデジカメを持って迎えに来るように命じる。駅を降りたが、やつの姿は見えない。そのまま家に向かいながら、行き違ったらまずいなと思いつつ、クミゴンの携帯にかけると「今出られません」のもう毎度おなじみの聞き飽きたメッセージ。もやもやしながら、そのまま足早に進むと、電車男とすぐに出会えた。「まだいるかなあ」と心配していたのが伝わったのか、現場に近づくと、やつも走り始めた。おい、そこ止まれよ!道路を渡るとシモクレンのある家に出る。この道路を左右を見ずにわたったら車に引かれる可能性がある。一瞬父親になったが、やつも馬鹿ではなかった。ちゃんと一時停止をした。どちらからも車は来ていない。ゴー。シモクレンを過ぎて、チャドクガの卵を取ったところを過ぎて、右に曲がって、いない、ああ、いた、思ったより先だったか。
オオミズアオ 電車男の指とともに電車男の人差し指とともに。オオミズアオってもう少し大きくなかったっけ?この時期だから少し小さいのか。指に反応したのか、左の触角が指のほうに傾いている。
オオミズアオ 足は赤別角度。足は赤いんだなあ。
5cmくらいのナメクジ塩をかけられたナメクジ朝、午前に研修があり、あまり時間がないのに、何気なく家の中から庭を見たら、唐突に5cmくらいのナメクジ発見。「おっきいナメクジだあ」と誰に聞かせるでもなく私がおっきい声を出したら、「なになに〜?」と女優が興味を示し、「塩をかけてごらん。溶けるよ」とまた残酷なことをヒト獣クミゴン。「ええ、かわいそうだよ」「いいのよ、経験よ。一度だけよ」
というわけで8:53:40には元気だったナメクジもその40秒後にはこのような姿に慣れ果て。事は一瞬で起こる。このあと、溶けた体のまま、まだ前進した跡はあった。
ヒマワリの周り種をばら撒いたレンゲソウとサヤエンドウに、勝手に生えてきたいわゆる雑草たちですっかり緑のお庭。何か虫はいないかと地面に顔を近づけて見回ると、花の蒸しかえるような匂いに、なんとなく足も進む。すると、なんと、ヒマワリを発見。この画像は、改めて家の中から一番の広角で撮ったもの。中央に2枚の本葉を出したヒマワリを写してある。
ヒマワリ発芽去年、ヒマワリの種を蒔き、大きく育ったものもあったが、種はほとんどスズメなどに食べられたので、まさか今年、第2世代のヒマワリが発芽するとは思わなかった(ちょっと期待してたけど)。
アサガオの発芽昨日気づいた。他にもいくつか発芽している。第5世代である。
ナナフシの幼虫この前の日曜日に見たガの幼虫(まだ記事にしていない)をもう一度見に行った。そうしたら、カマキリのようにゆらゆらと体を動かして移動している虫を発見。この時期にカマキリはまだこんなに大きくなっていないはず。ということはあの華奢な体は!
ナナフシの幼虫2ナナフシだよね、ナナフシ、ナナフシ!それも幼虫だ。ナナフシの幼虫ははじめて見た。感激!!それにしても、動きのない静止画だと、特にこの写真ではサイボーグみたい。
ナナフシの幼虫3それにしてもピントを合わせるのがつらかった。細い体のせいでなかなか合わず。しかも、場所が悪くて、木でできている柵に一段上って、うーんと体を前に倒して、無理な姿勢でがんばった。

自分でナナフシを見つけたのは、人生でまだ2度目。はじめて見たのは小学生のとき、山奥(?)の釣堀に行った帰り、駐車場に戻る途中の林の中でのこと。数年前、トビナナフシを持っている子を見たときも感動したが、今回はそのときの比ではない。なので、タイトルもびっくりマークつき。
柵に止まったフタテンアツバ4月7日の午前10時半ごろ、庭をヒラヒラ飛んでいた。体長1cmくらい。
フタテンアツバ一寸野虫さんにフタテンアツバと教わる。確かに二点(ふたてん)の模様がある。ヤガ科で普通種だが、幼虫の食草はイネ科のチヂミザサなど。これがひっかかる。チヂミザサって、うちのごく近所に生えているのか?神社あたりならありそうだが。B公園には生えていることをネット上では確認できたが、あそこからわざわざうちの庭まで飛んでくるとは考えにくい。古い土地で少しじめっとした日陰のところ・・・と考えると、うちの南隣の家の裏庭?あそこならあるかも。
オオキバナカタバミの葉オオキバナカタバミの葉、確かに斑点があった。

なんでもそうだが、一度認識できると次々に見つかるようになる。職場近くでも、今日、遅いお昼ご飯を買いに行ったときにオオキバナカタバミに気づいた。夕方だったので花は閉じていたが。
口をあけているツバメ職場近くで小学生がツバメを見たというのを金曜日に聞いていた。もう来ているの?本当かなあと疑いつつ、探そうと思っていたら、確かにいた。
ツバメ向こう向きカタクリの自生地に向かう途中に見た。しかし、飛んでいるところを撮るのは難しいのなんの。いっしょにいた女優は早く先に行けとせかせるし、あきらめた。そうしたら、帰りにうちのすぐ近くで見た。
ツバメ地面に降りてしまうと、肉眼で見ているかぎり、背中が真っ黒なハクセキレイ(この近辺にいるのは顔の模様からしてどれもセグロセキレイではないはず)と大差がない。それにしても、ツバメは昆虫食ではなかったのか、こういうところでもエサを見つけるんだなあと、かなり違和感を感じていたが、さっき画像を切り取っているときに思った。もしかしてこれは、巣作りのための泥集めか?これを撮った後、毎年巣が作られているところも見に行ったが、そこはまだ手つかずだった。
オオキバナカタバミこういう人工物の間から生えてくる植物が無性に好き。実際は、周りに競争相手もなく、水分も地面から蒸発しないので、アスファルトの隙間というのは生育環境としては良いようだが。この道路の反対側の家は、いろいろ植物を育てていて、そのこぼれ種で生えたことは明らか。案の定、家のほうを見たら、植木の鉢の中にも生えていた。しかし、それもこぼれ種っぽいが。

ここを自転車で通ったとき、11時の日光を反射して、鮮やかな黄色が目に入ってきた。花の形といい、葉の形といい、明らかにカタバミ科の植物。ムラサキカタバミやイモカタバミと似ていて、花の色だけが違うという印象だった。いったん通り過ぎたのだが、やっぱり戻って撮影することにした。園芸種だろうが、どうしても後で調べてみたかった。最初は「カタバミ 園芸種」で検索したが、それよりも『日本帰化植物写真図鑑』(全国農村教育協会)で調べたほうが早いかもと思い、索引でカタバミ科で探したら、簡単に見つかった。上記のgoogleのページも改めて見てみたら、オオキバナカタバミについて触れているサイトも出ていた。名前はもうそのまんまだが、とにかく黄色がすごくきれいで、うちの庭にもほしいと思った。本やネットには葉に斑点があると書いてあるが、この画像を見ても、本物を見たときも気づかなかった。

もうちょっとアップの写真も撮ればよかったなあ。自転車に乗ったまま撮っただけなんだよね。
ソメイヨシノと飛びながら吸蜜するスズメソメイヨシノはもう少し散り始めていて、葉も出てきたが、この木はまさに今が満開。ヒヨドリが来ていたので、撮ろうと思ったら見失い、代わりにというわけではないが、スズメがやってきた。期せずして飛んでいる瞬間も撮れた。
スズメ3羽とソメイヨシノ前の写真はスズメが2羽見えるが、こっちは3羽。それにしてもすごい花の量だ。
ソメイヨシノ満開全体像はこんな感じ。ここは緑のじゅうたん最上流。

写真には撮らなかったが、緑のじゅうたんではオランダガラシ(クレッソン)も咲き始めていた。
人家の横のスミレ去年の夏にツマグロヒョウモンの幼虫をお持ち帰りして羽化させたさせたが、その幼虫を取ったところのスミレ。花が咲いていた。
タチツボスミレ?タチツボスミレかな?むむ、今気づいたが、よく見ると、ずいぶんと太い緑の茎がたくさん見えるな。それから、小さな双葉がいくつか見えるが、これらは何の植物だろう。
スギナ「ああ、ツクシ〜」と子供たちが見つけた。住宅地の中の果樹園の下草。
ツクシこれだけ1ヵ所にたくさん生えているのは私もはじめて見た。ある種、壮観。赤紫っぽく見えるのは、ヤブガラシの新芽。
シロバナタンポポの頭花、開き始め2つ目のシロバナタンポポの頭花。ずいぶん貧相だなと思った。
シロバナタンポポ開花前の写真は10時25分。こちらは11時58分。貧相なのではなく、開いている途中だったのだな。まあ、舌状花も管状花も少ないのは否めないが。
上野動物園から見た不忍池3月30日に行った上野動物園。そこから見た不忍池。ユリカモメの中央にはなぜかオオバンがいる。池に浮いているのは、ほとんどがキンクロハジロ。ソメイヨシノも満開の日でしたねぇ。
ユリカモメユリカモメって、もっとふっくらしているイメージだったので、撮っている最中にこれはユリカモメではないなと思いはじめていた。
ユリカモメ飛翔うまい具合にピントも合い、飛んでいるところがよく撮れた。
ユリカモメ飛翔2こちらは、たくさん飛んでいたので適当にシャッターを押しただけ。適当とは言っても、背景はちょっとこだわった。
石川良輔『昆虫の誕生』(中公新書)・・・売ってないんだよ、これ(号泣)の巻末の付録からスキャナーで取り込んだのを手直しした。翅という字がすべて誤変換でけっこう苦労した。手で写したほうが早かったかも。うちのパソコンでは表示されない文字も含まれている。他にも間違いがあるかも(あったら教えてください)。とにかく昆虫の多様化たるや、すごい。なかでも翅の果たした役割がいまさらながら興味深い。

なお、従来の分類とはちょっと違うので注意。系統関係からより真実に近いであろうと思われる分類になっている。もちろん、今後の研究で変わってくる可能性はある。

六脚虫上綱
 側昆虫綱
  カマアシムシ目(原尾目)
  トビムシ目(粘管目)
 コムシ綱
  コムシ目
 ハサミコムシ綱
  ハサミコムシ目
 外顎綱
  旧顎亜綱
   イシノミ目(総尾目)
  双丘亜綱
   総尾下綱
    シミ目
   有翅下綱
    カゲロウ節
     カゲロウ目(呼蛎目)
    トンボ節
     トンボ目(蜻蛉目)
    新翅節
     多新翅類
      カワゲラ系
       カワゲラ目(?翅目)
       シロアリモドキ目(紡脚目)
      直翅系
       コオロギ型
        バッタ目(直翅目)
        ナナフシ目(竹節虫目)
        ハサミムシ目(革翅目)
       ゴキブリ型
        網翅群
         ゴキブリ目(輩嫌目)
         シロアリ目(等翅目)
         カマキリ目(蟷螂目)
         ガロアムシ目(非翅目)
         ジュズヒゲムシ目(絶翅目)
     新性類
      準新翅類
       噛虫系
        チャタテムシ目(噛虫目)
        ハジラミ目(食毛目)
        シラミ目(虱目)
       有吻系
        アザミウマ目(総翅目)
        カメムシ目(半翅目)
      内翅類
       脈翅系
        脈翅群
         ラクダムシ目(酪駆虫目)
         へビトンボ目(広翅目)
         アミメカゲロウ目(脈翅目)
        鞘翅群
         甲虫目(鞘翅目)
         ネジレバネ目(撚翅目)
       長翅系
        ハチ上目
         ハチ目(膜翅目)
        長翅上目
         長翅群
          シリアゲムシ目(長翅目)
         吸口群
          ハエ目(双翅目)
          ノミ目(隠翅目)
        毛翅上目
         トビケラ目(毛翅目)
         チョウ目(鱗翅目)

生物の分類〜六脚上綱〜もよければ参照してください。
昨日のことだが、夜のニュースで渋谷に雪が降っているのを見てびっくり〜。ちょっと記憶があやふやなのだが、日中でも気温が5〜6度で2月並とか。その2日前が5月中下旬並み。2日間で4ヶ月戻ったとも言ってた。これは夕方のニュースで。5月から2月では3ヶ月だが。

今日も朝は寒く、昼は予報どおり気温がそこそこ上がって、夜はまたそこそこ寒い。コートを着て行ったのは正解だった。昨日の夕方の雷雨といい、ぴたりと天気予報が当たっている。凄い!天気予報が当たっていることはもっと強調していい。
簡単なアブとハチの見分け方。眼がハエに似ていたら、それはアブ。アブはハエの仲間(双翅目)だから。たぶんこれが一番簡単。というより、私はいつも複眼を見て判断している。それ以外だとちょっとわからない。

双翅目(蝿・蚊・虻・ガガンボの仲間)は、その名のとおり翅が2枚で、ハチはその他の昆虫と同じく4枚だが、翅で区別するのは非常に難しい。飛んでいると翅が動いているというのもあるが、止まっていてもよくわからないことが多い。後翅は小さい。飛ぶときは、相対的に大きい前翅と小さい後翅を連結させて、さも1枚のように動かすので、飛んでいる場合はなおさら2枚の翅に見えて難しい。

ハチとアブでは口もかなり違う。ハチは多くの昆虫と同じく左右に噛む口だが、アブはハエのように吸う口である。ハチの顔はアリに似ている。そもそもアリは、ハチの祖先から進化したものだから。しかし、口に注目するくらいならば、もっと見やすいのは、やはり、おめめ(複眼)。

ところで、ここで念頭においたハチは、ミツバチやせいぜいスズメバチなどのごく一部のハチ。アブも花に来る花虻の仲間たち。生物にはその多様性ゆえに、常に例外が付きまとうので、細かく見れば当てはまらないこともあるかもしれない。そういうことがあればぜひ教えてください。ハチがどれほど種類が多いかのほんの一端は、当ブログ「庭の観察」内を“ハチ”で検索すれば少しは感じられるでしょう。
シロバナタンポポ開花翌日おとといの5月下旬並み(?)の気温に対して(静岡や山梨の一部では真夏日!)、昨日は気温は平年並みかどうかは知らないが、いずれにせよ曇り。シロバナタンポポは開かず。

さらに今見たら、花茎は下の方にきていたので、もうこの頭花は咲かないだろう。
庭の風景 シロバナタンポポゆっくり出社の日なので(ちなみに終電で帰ってきた)、暖かいし、庭の観察。家の中からは気づかなかった。シロバナタンポポが咲いていた。発見してから、デジカメを手にするために家の中にいったん入り、そのまま撮影。時間がたったらどこに写っているのか、撮った私自身でも絶対わからなくなる。真ん中の植木鉢の手前に咲いている。
シロバナタンポポの花これは昨年、親戚のお墓もある某霊園に咲いていた株から綿毛を拝借してきたのをうちの庭に蒔いたもの。以前記事にしたと思っていたが、していなかったようだ。写真は絶対にあるので、調べればいつ取って来て、いつ種を蒔いたのかわかるはず。周りをレンゲソウに囲まれて、地中は栄養満点のはず!?
シロバナタンポポの花 アップそれにしては、頭花は花の数が少なく、貧相な感じがするが。地面が硬いので、根が張らないのかもしれない。あるいは、地中に隙間が少なく、空気があまり入らないか。それにしても、いつから生えていたのだろう。種を蒔いてしばらくは、まったく芽が出る様子もなかったので、もうだめなのだととっくにあきらめていた。確かに、ロゼットは見ていたとは思うが。ということは、やはり昨年のうちから発芽していたということか。
シロバナタンポポのつぼみまだつぼみも少なくとも2つつけていた。あくまでつぼみを撮りたかったので、花が白飛びしていても、気にしない、気にしない。
駐車スペースの芝とスミレやいろいろな草今年はなぜか駐車スペースの芝がやたらはげている。近所の猫がうちの芝で爪を研いでいるようなしぐさも何度か見ているのでそれも影響しているかもしれない。芝の寿命がきたのかもしれないとも思っている。芝がなくなり、土がむき出しになるようならば、競合相手がいないということで、他の草がいろいろ増えるまで。そんな中、去年からスミレは2株生えていて、記事にしていなかったようだが、ツマグロヒョウモンの幼虫がついていたこともあった。そのスミレが今朝咲いていた。
何スミレかな何スミレであろうか。
スミレの花アップいまいち、撮りたいほうに花が向いていない。出勤直前なので撮影はかなりいい加減。
前の家のスミレこちらは、28日に撮影したうちの南側の家の玄関前のスミレ。同じ種類の模様。ここのスミレは何度か記事にしている(たとえば、「明暗の分かれたツマグロヒョウモンの幼虫」など)。夏にはぼうぼうに生えて、そして、ツマグロヒョウモンに食われまくってほとんど葉の筋しか残っていなくなったもの(これは写真に撮ったと思うが、記事にしていなかった)。いつの間にかまた少しずつ葉が息を吹き返し、気がついたら花まで咲かせていた。今日見たら、この写真の左の株にも花が咲いていて、全体でさらに花が増えていた。いやあ、しかし、気温が上がってくると、次々に目に見える変化が表れて面白い。
copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved