無為♪皆♪混沌

〜物理的もしくは心理的にローカルなこと〜

混沌の間  無為♪皆♪混沌・一括リンク  掲示板へ
すりこみ

またうちの実家にひとりで泊まっている電車男。今度は2泊3日。また車で送ってもらうのは悪いからと、出かける前に、クミゴンが電車男に「帰りはお父さんとお母さんと女優で迎えにいって、電車で帰るから」とすりこんでおいた。

どんなようすか今朝電話した。親父いわく、
「『車で帰ろうね』と言ったら、なんだか面白いこと言ってたな。『帰りは電車で帰ることになってます』と言ってたぞ」

「電車で帰りたい」「電車で帰る」ではなく、「帰ることになってます」というのがすごい!(電車男は4歳半です、念のため)

H13/7/29
一日一押し N&M 継続は力なり
梅雨明け宣言

梅雨明けもなにも、7月に入って東京の降水量は0mmだとか。パラパラッと短い時間に降った記憶があるだけ。今年は、雷雨がきて、お、そろそろか、そして梅雨明けというシナリオにならなかった。雷にきてほしかったなあ。記録づくしの今年の梅雨だったようだが、それでも例年の7割も降ったというのは逆に驚きだった。前半に頑張ったのね。梅雨入り自体、確か早かったしね。

仕事が忙しくなると、更新が滞るといういつものパターンで、また空白期間になってしまった。驚いたのは、メスのクワガタをつかまえたことを記録に残していないことだった。あれは6月30日(土)の深夜。仕事帰りに家の階段でつかまえた。翌日は日曜日なのに朝から1日研修で、いつもよりずっと目覚ましを早くかけたのだが、それよりも早く予定より30分以上も前に電車男にたたき起こされた。だから日付ははっきり覚えている。
「クワガタどこでつかまえたの?」
「階段」
「どっちの階段?」
「うぅん?あっちだよぉ。ハラヒレハラホレ」(完全寝ぼけ眼)

電車男はただいま、私の実家に一人で泊まっている。最初は「2つ(^_^)v」泊まるはずだったが、延長して3つになった。今朝電話したとき、すでにお袋はグロッキーだと言っていた。だから2つと言ったのに・・・。新幹線図書館のことを言うから墓穴を掘るのだ。

図書館と言えば、今日予約した本を取りに行くのに前の空き地を見たが、業者の人が雑草をマシンで刈っていた。ヒマワリだけは月曜日になくなっていたそうだが、クミゴンの説では、前の家の人が先に切っておいたのではないかということだった。それにしても、あの土地は、ああ、これからぼうぼうになって、まさに混沌としてくるのに・・・。もう見納めか。区画整理して、家になるようだが。しかし、図書館の前の家っていいなあ。巨大な書斎があるようなもんじゃないか。

図書館の帰り、いつもの雑木林を期待感をもって通った。記録を更新した。一度に視界に入ったモンシロチョウ19羽(他のところにもまだいる)。あそこは蝶にとって楽園だな。しかし、食草はなんなのだろう。アブラナかな。確か春先にはあったと思った。今ではすっかり他の植物が伸びて、わからなくなっている。オオイヌノフグリもたくさんあったんだよなあ。今では見る影もない。高さ30cmくらいでヒマワリも咲いていた。うちの鉢植えヒマワリよりも背丈が低く、茎もはるかに細い。土の中の養分をそこらの草と奪いあっているのであろう。しかし、あれは本当にヒマワリだろうかと、今でもちょっと疑問に思っている。

電車男がいないとさびしくはあるが、夜は、やっぱりぐっすり眠れていい。お泊りの1日目は、今度は階段でけっこう大きなカミキリムシ(体長5cmくらい、色は黄土色)をつかまえたこともあり、寝室で電車男を探し、電車男がどこにもいない!と本気で心配した。2日目は人身事故をおこした(?)帰りの電車の中で思い出した。3日目の今日は、初めから覚えていた。せっかく電車男なしの生活に適応したのに、また戻ってくるのか(笑)。

H13/7/11
一日一押し N&M 継続は力なり
早い、暑い

もう6月終わりぃ〜〜。早いぃ〜〜。今年の梅雨ははじめのころだけ雨が降って、ここのところ連日光化学スモッグが出ていると思ったら、今日は雨。

きのう、電車男と二人で行った金山公園。行きは張り切っていたが、帰りは?引っ張りすぎたか。いくつかなぞの植物を摘んで帰ってきたが、はっきり分かったのは、ジャノメソウだけだった。いかにも園芸用の種がこぼれたようなもので、キク科というのは花のつくりからしてすぐ分かった。イネ科のよく見るとけっこう花がきれいなあれは、セイバンモロコシだろうか。セイバンモロコシはもう少し小穂が小さいと思っていたが。それから、あれは間違いなくカヤツリグサ科とわかったが、そこまでしかわからない。謎の種もあるが、見当がつかない。

きょうは、K君が遊びに来ることになっている。「K君全然来ないな」と何度も繰り返している。お昼ご飯食べてからだっつうの。お父さんが仕事に行ってからだっつうの。

おととい、出勤途中の駅で、シオカラトンボを見た。今シーズン初である。帰りには、家の前の廊下で、羽が変な風に変形してしまい、廊下から抜け出せないトンボを見た。翌日(つまりきのう)もう一度止まっているところを見て、さらに図鑑で調べたら、ウスバカゲロウの仲間のようだった。オオウスバカゲロウ?飛んでいるときの羽が曲がっているように見えたのは、単に初めからそういう羽だったからだった。あはは、どうも変だと思った。家に入ると、ん?ちょっと涼しいなと思ったら、エアコンが入っていた。これまた今シーズン初である。

H13/6/30
一日一押し N&M 継続は力なり
なき声

女優の泣き声は、時として爆音である。朝は目覚まし時計でもある。メエメエ泣かなくなって、久しい。泣く時は口が三角形になっていたが、最近はそれもちょっと崩れてきたようだ。なんかもったいない。上唇がとんがり、下唇が底辺となるその形、写真にうまくおさめられてたっけ?

大家さんの家のさらに向こうの方から、何かの鳴き声が聞こえる。毎年のことだが、今まで、なんとなく、鳥、それも水鳥の鳴き声かと思っていた。しかし、こんな真夜中に鳥が継続的に鳴くのは変だ。やっぱりあれはカエルか。クミゴンは何かの虫でしょうと言うが、それはまずないだろう。

「ヒキガエル 鳴き声」で検索したら、日本の昆虫カエルの鳴き声なるページにたどり着いた。こういうのっていかにもインターネットだなあ。いい意味でマニアック。音をいくら文字で表わされてもわからない。一聞は百読に如かずだ(実際は3回くらい聞き直すが)。しかし、家の外から聞こえてくる鳴き声は、オオヒキガエルでもアズマヒキガエルでもないようだ。他の種類のカエルなのか。しかし、ヒキガエルが生息していることだけは間違いない。この前触ったし。うーむ、謎は深まる。

H13/6/24
一日一押し N&M 継続は力なり
空白の一週間

仕事がちょっと詰まって来て、解放されたと思ったら、風邪ひいた。喉が痛いだけかと思ったら、熱がほとんどないくせに、全身がだるかった。それはともかく、この一週間、というより10日以上、なんだかぽっかりと空白期間になった。身のまわりはどんどん変化していく。

まだあるけど、とりあえずここまで。

H13/6/21
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気休め

さなぎが出来ていた自転車、今日、出勤途中で見たら、なくなっていた。しかし、ベランダに出したアゲハは、まだ、もがいている。生きている。昆虫は、苦痛というものをおそらく感じないだろう。すると、安楽死という概念も、あり得ないことになるが・・・。

H13/6/9
一日一押し N&M 継続は力なり
羽化失敗

昨日は、るんるん気分で帰ってきた。帰宅後の第一声は「さなぎ、どこ置いた?」テレビの上の、弱っているので試しにグルメボールを置いてあるポトスの土の上に、確かに置いてあった。「こんなところに置いておいたら、かびが生えちゃうじゃないか!」本当に生えるかどうかはわからないが、なんとなくそんな気がした。ポトスをかき分けて、さなぎを取ろうとすると、動く。サッ、サッという乾いた、見かけやさなぎという静的なイメージからはちょっと想像できないような意外と大きな音がする。2度ほど、思わずつかもうとした手を引っ込めてしまった。

昨日の昼間、万が一ということもあるので、出勤途中で自転車置場のさなぎを確認しに行った(その前の日は雨であり、時間もなかったのでそこを通らなかった)。あった!(いたというべきか?)こんなこともやっぱりあろうかと、内心非常に期待していたので、ちょっと余裕をもって家を出ていた。自転車には、その2日前にはなかった無断駐輪の紙がハンドルの部分に取りつけられていた。自転車を撤去されてはかなわない。当初の予定通り、躊躇なく捕獲することにした(そう、あくまで、予定通り!!)。

触ると、今度は動く。音もする。「はさみ持ってないよね?」「持ってるわけないでしょ」これまた予定通り、さなぎを支えている糸を手で切ることにする。手前はすぐ切れたが、奥の方はちょっと苦戦した。2本切ると、だらんと、さなぎは逆さまに反り返る。足元(正確には虫の足元ではないが、人間の感覚でいうとそれが自然)は何本もの糸で念入りに固定されているので、さなぎ本体を持って、ぐりぐり左右にねじって、スポークからはがす。さなぎが思ったより動くのでちょっと戸惑ったが、あっさり取れた。

どうやって持って帰るかが、実はちょっとした問題だった。「わたし、これ、さわれない〜〜。気持ち悪い〜」動くのは予想外だったので、ちょっと当てが外れる。結局ベビーカーの底の荷物入れに入れることにした。「絶対つぶさないでよ、絶対つぶさないでよ」何度もクミゴンにくぎを刺した。ジャンパースカートの胸のポケットに入れるようなことも自ら言い出したが、かがんだとき落ちそうだし、忘れて女優を抱っこしたら・・・。それに胸でモゾモゾ動いた方がはるかに気持ち悪いと思うが(これは今思ったこと)。ベビーカーの底でも、サッサッと動いていた。それは、バス通りを通っていてもそっちに意識を向ければ、なんとか聞こえるくらいの大きさの音だった。さなぎがやたら動くのが気になった。

今朝起きた最初にしたことは、さなぎの確認だった。無事いた。メガネをかけて改めて見る。さなぎの色が寝る前に見たときと変っている。2本黒い線が入っている。まさか、もう羽化するのか。次なる楽しみは、電車男の反応である。興味深そうに見ていた。触らせようとしたが、あくまで抵抗し、見るだけだった。ただし、さなぎをのせている箱に衝撃を与え、さなぎが動くのを楽しもうとはしていた。

今日の(も?)私は、グーグー寝太郎だった。最初に起きたのは9時前で、『おかあさんといっしょ』の終わりの方を少しだけ見た。再び寝て起きたのは10時半。午前の外出はパスして、ごめん、やっぱり寝るということで、結局12時ごろに寝ようとした。メガネをはずし、それからさなぎをチラッと見て、ドキッとして、一歩後ずさった。さなぎより手前の位置に何かぼんやり見えた。メガネをかけて確認。え?もう羽化した。しかも・・・。

無残な光景だった。凝視すべきだと思ったが、一度は、どうしてもすぐに目をそらしてしまった。もう一度、よく見てみる。羽がきちんと伸びていない。さらによく見ると、左の羽は右に比べて貧弱。しかも、左の下(後ろ)のほうの羽は、そもそもほとんどなくて、液状になっている。羽化失敗である。このアゲハチョウは間違いなく死ぬ。1枚だけ写真を撮っておいた。角度を変えて、何枚か取るつもりだったが、できなかった。

羽化に失敗した理由はなんなのであろうか。一般に、昆虫が脱皮に失敗することは、けっして珍しいことではない。羽化というものも、大変なリスクを背負っている。しかし、このアゲハの場合、自転車置場でそのままにしておけば、普通に羽化できたのではないか。そんなことばかりが頭をかすめる。小学生のとき、うちで育てたアゲハで、一度だけ羽化に失敗したことがあった。その原因もやはりわからないが、やたらさなぎに触って、動くのを楽しみすぎたからだろうと、今の今までずうっと思っている(それ以来、さなぎには極力触らないようにしてきた)。今回の羽化失敗も、そのせいではないかと私は思っている。昨日から、あんまり触ると羽化失敗しちゃうかもしれないからと繰り返し言っていたが、ああ、本当にそうなるとは・・・。

さなぎを取るときに、取ってから、遊びすぎたか。ベビーカーの振動がいけなかったか。仕事から帰ってきて、トポスの根元から持ってくるときにも遊んだのがいけなかったか。今朝、電車男と触って遊びすぎたか。思い返せば、ずいぶん触っている。

自分を責めたところで、時間は戻らないので、失意のまま、現実からも逃げるべく寝ることにする。目覚めたのは1時半頃か。早く帰ってきてくれと祈るばかりだった。この憂鬱な気分を早く打ち明けたかった。

はじめは、2、3cmの高さのツルツルする箱からすべり落ちて、羽を伸ばす前に左側がつぶれてしまったのかと思った。しかし、何度も見るうちに、これはそうではなくて、羽化自体が、時期尚早だったのではないかと思えてきた。あるいは、もともと奇形だった。とにかく、左の羽がおかしいことだけは間違いなかった。うまくたんぱく質が合成できなかったのであろう。原因はわからないが、とにかく、固体になるべきところが、液体のままだった。空になったさなぎの下のほうには、やはり、黒い液状のものが少し残っていた。私の記憶では、羽化したあとの空っぽのさなぎは、カラカラになるはずだが。

日ごろの疲れの累積か、ショックのせいか、3時ごろだったと思うが、私はまた寝た。起きたのは夕方5時ごろだったか。再びアゲハに思いを馳せ、そのままのいやな気分で、仕事のいやな部分も思いだし、思い直して和室に行くと、目に飛び込んできたのはテレビのニュースで「小学生8人刺殺される」の文字だった。「なに、これ・・・」

今日という日は、1年間のうちで、いやな気持ちを味わい、睡眠を取るための日であったかのようだ。ちなみに、夕食後、『ムーミン谷の彗星』をちょっと読むとやはり眠くなり、おそらく10分くらいうとうとした。その後、電車男と一緒に入ったお風呂でも、多分意識はちょっと飛んでいた。今は25時13分で、寝る時間としてはいつもより早いが、布団に入れば5分以内に寝る自信がある。アゲハの夢だけは見たくない。明日は、たんすの上のアゲハの痕跡をふきとらないとね。鱗粉と液状のものが乾燥して混ざったものをね。

H13/6/8
一日一押し N&M 継続は力なり
アゲハのさなぎ

昨日、出勤途中に無料の自転車置場からはみ出たところにおいてある自転車のスポークの部分にアゲハのさなぎを発見した。自転車はちょっとさびついているし、さなぎに触っても全く動かないので、さなぎになってから少し日にちがたっているものだろうと思った。さなぎを持ち帰るか迷ったが、体を支えている糸を手で切るのもてこずりそうだし、何より放置自転車だから、とりあえず、そのままにしておくことにした。今度きたときまでそこにいてくれと祈る気持ちで先を急いだ。

帰りにこのことを思い出して、見に行った。暗くて見づらいが、昼間の自転車がない!それらしき自転車を探すが、どこにもさなぎがない!さなぎの場所からして、自転車をこぐと、ミンチになってしまう。ああ・・・・。

H13/6/6
一日一押し N&M 継続は力なり
オオバコ

オオバコというと、雑草の王様、雑草の中の雑草という気がする。何かの本に、植物にとって極地とは、寒いところとともに踏み固められた地ではないかというようなことが書いてあった。そういった踏みつけに最も強い草がオオバコであると。

初夏の証のところに書きそびれたが、その日の図書館に行った帰り、いつものように誰かの土地である雑木林を自転車で突っ切っていくと、下草としてオオバコが生えていた。確かに、地面はガチガチにかたそうだが、こんなところにも生えるのかというのがちょっと意外だった。その1ヶ月くらい前までは、同じ林のなかには、場所は違うがナズナが比較的たくさん生えていた。日差しが強くなり、日照時間も長くなったせいか、ちょっと前までは不毛だと思っていたほとんど日陰のような地面には、他にも雑草が増えてきた。

オオバコというと、葉をぺた〜っと地面に張りつけている、ロゼットというイメージが強かったが、その雑木林の下草のオオバコは違う。葉っぱが垂直といえば言い過ぎだが、角度にして70度から80度くらいだろうか、立っている。それがとても印象的だった。

今日の保育園の遠足で行ったところ(阿須運動公園になるのだろうか)には、謎の花があった。葉の形や花の地味さからして、イネ科あたりの単子葉類だろうと絞って現地で調べたが、結局分からなかった。地味とはいっても、スズメノテッポウのように垂直に伸びた茎に茎をひとまわり太くしたように円柱状に花が群がる(?)。そして、部分的に白いところが目立ち、ちょっと面白い形をしている。よく近づいてみると、白くてきれいなところはおしべだった。何度見ても、めしべがどこにあるのかは、ついに分からなかった。同じ種類の花をいろいろ見比べると、その白い部分はどうやら、下から上に向かって、順々に移っていくようだった。おしべがなくなった部分は茶色くなっており、いよいよ地味だった。

お弁当を食べてから、しばらくは電車男にくっついていたが、そのうち離れられるようになった。帰りも近づいたころ、さっき見た花にちょっと似ているが、明らかに違う、しかし、ちょっと気になる花を見つけた。やはり花としては地味だが、構造自体は興味深い。あまり時間をかけずにその場を離れたが、花から全体に視点が移ったとき、自分でもあきれた。それはオオバコだった。そう言えば、オオバコの花というのは地味でおもしろくないと思っていたから、よく見たことはなかった。「ああ、なんだオオバコだったんだ」というこの出来事はしかし、すっかり忘れていた。

家に帰ってから、長い昼寝から目覚め(食事中に「どこでも眠るよハム太郎♪」のフレーズとともに、「お父さんはハム太郎だったんだ」とか言わないでほしい>クミゴン)、ダメもとであの謎の花を探してみることにした。あっさり見つかった。K君が「これ、もらったんだよ!」と嬉しそうにとんでもない勘違いをしていた本に出ているではないか。それ、ちょっと貸してと言いたかったが、あの状況下ではどうしても切り出せなかった(笑)。

「ヘラオオバコ」。もちろん、オオバコ科。なにぃ〜〜、双子葉類じゃないか!オオバコの写真の葉っぱの部分を念入りに見てしまったよ。今さら言うまでもなく、オオバコは双子葉類。どこかの誰かが、この前、掲示板で「単子葉類と双子葉類の見分けなんて簡単ですよ」とかなんとかいってたような・・・。確かにその謎の花、葉が単子葉類にしては・・・とちょっとは疑ったが。茎をつかんでぐりぐり引っこ抜くまねして根っこの感触も確かめたが、多分ヒゲ根と簡単に結論を下してしまった。いかん、やはりきちんと調べなくては。ヘラオオバコは全農教の2冊にもちゃんと出ている〜〜。もっとも、両方とも写真が見づらいけどね。やっぱり、知らない花を調べるには、色別でまず調べるのがいいなあ。

H13/6/1
一日一押し N&M 継続は力なり
カエル

職場を出たときよりは小降りになった雨のなか、あと50mほどで家に着くというところだろうか、前方10mくらいのアスファルト上に塊。今日こそはと思いわくわくして近づいていくと、やはり。(^_^) でっかいカエルちゃんだあ。良かった、つぶれてなくて。この時期の雨上がりの翌日のお昼には、1年に1度くらい、文字どおりのヒキガエル(いや、ヒカレガエル?)を拝むことになる。とりあえず、ツンと、人間でいうならば左の腰あたりを突っついてみた。びくともしない。私の子供時代の記憶では、トノサマガエル(本当はトウキョウダルマガエルとかなんとか言うらしい)やアマガエルは、ちょっとでも触れば、ぴょんと跳ねるものだ。機敏に。しかし、このでかぶつガエルはどうだろう。鈍重だ。思い切って、がばっと右手でつかんでみた。うーん、ちょっと触りがたいざらついたイボ上の皮膚に、たぷたぷ柔らかいおなかの感触。なんともいえぬ、快感。普通は気持ち悪がるところだろうが、なんか生き物〜〜。なかなか味わえないよこの感触。懐かしいような、はじめてのような。すっかりご機嫌になって、帰ってきてしまいました。

そうそう、帰ってきてすぐに、メビクラに「いやあ、たった今、カエル触ってきちゃいました!アスファルトにポツンといるんだもん。車にひかれないように、脇へどけてあげた。」と書いた通りです。帰ってきたのは0時5分ごろかな。今日こそは、久しぶりにその日中に帰って来られると思ったが、職場のノートパソコンの電源を落とそうとしたら、なぜかフリーズ。スキャンディスクかけたりして、結局遅くなった。でもそのおかげでカエル君と出会えたかもしれない。人間万事塞翁が馬。

今度は図書館で、カエルか両生類の図鑑借りて来ようっと。カエルは、世界中でけっこう多様化していて、奥が深いんだよねー。

H13/5/30
一日一押し N&M 継続は力なり
コクワガタ再び

一つ下の「初夏の証」からの続き。結婚記念日以来、出かけるとき、家に帰ってくるとき、今まで以上に廊下の壁をよく見るようになった。

まさか、ほんとに、しかもこんなに早くに再びクワガタに出会えるとは。結婚記念日のときのコクワよりも小さい。そのままジャンプして、コクワガタを天井からはたき落とし、連れて帰る。恐ろしいことに、こんな時間に電車男はお母ちゃんとお風呂に入っている。コクワはとりあえずレンタルしている女優のベッドの上においておく(女優は布団で寝ている)。警戒して、全く動かない。スーパーサッカーの合間に様子を見に行ったら、こちらの気配を察知して、大アゴをめいっぱい開いて威嚇してきた。その反応の鋭さには驚いた。

そのままアゴを閉じることもなく、動きそうもないので、スーパーサッカーを見終ってから、私はご飯にする。電車男は変な時間に寝てしまったそうで、夜中でもギンギン。電車男を適当にあしらいつつ、コクワ君に何をあげようかご飯を食べながら考える。前のコクワには礼子ちゃんの手作りマーマレードを与えてみたが、落ち着かせられなかったせいもあり、まったく食さなかったので、今回はエサを変えてみるつもりだった。「全部食べないでね」とそんなに食べられるはずもない晩御飯のおかず(というかデザート)の山盛りアメリカンチェリー。これがいけそうだと思った。口に含んでほんの一部だけ吐き出し、コクワ君用に。ティッシュにのせて、あげようとするが、暴れる。彼にとっては、ここ1時間は恐怖の連続であったので無理もないが。

しばらくコクワ君をティッシュに乗せようと床で遊ぶ。ある程度うまくいっても、電車男は鼻息荒く、すぐに息を吹き掛けてしまうので、コクワ君しばしば大アゴ全開で怒る。それにしても気性の荒い奴だ。やがて、無理やりアメリカンチェリーの果肉に、コクワ君のオレンジ色の舌をつけることに成功する。すると、今までの抵抗がウソのように、というより、今までの出来事を忘れてしまったかのような機械的な反応で、味見しはじめる。その変わり身の早さには、むしろ昆虫の悲しい性(さが)を感じてしまった。アゴの開きがだんだん小さくなっていく。怒りが静まっていくかのようだ。落ちついたようなので、再びベッドの上に戻す。そこでも電車男の鼻息攻撃があり、アゴが開いては、電車男を追っ払って、閉じての何度かの繰り返しになる。

いい加減、電車男のパフォーマンスが低下してきたので、布団に行かせる。それが午前1時ちょっと過ぎだったか。1時半ころには、コクワ君は果肉にかぶりつきになった。姿勢も、クワガタとしてはやや不自然なほどに内側に折り、夢中で吸っている。私は文章を書こうとしたものの、下の「初夏になった証」のところに書いたような状態になり、もともとの意味の夢中になった。目が覚めたときには、予想はしていたが、ティッシュの上には、水分がいくらか減った果肉しかなかった。コクワ君は、家のどこかにいる!蛇足ながら、カミキリムシ君(さんかもしれない)は、今現在(13時27分)まだ、蛍光燈の近くにいる。今朝見たときはきのうの夜と全く同じ位置だったが、ちょっとだけ移動している。

H13/5/27
一日一押し N&M 継続は力なり
初夏の証

しまった。油断した。先週の土曜日19日で仕事が一段落し、やけに暑くなったり、雨が降ったりで、肉体も精神も調子がいまいちだったせいか、うっかり、かなり見過ごした。いや、月曜日あたりは出勤途中、注意もしていたはずだが・・・。

ゴールデンウィークが明けてしばらくすると、やはり空き地やそこらの風景は一変する。ちょうど一年前も同じことを書いている。タイトルもほとんど同じことに今気づく。うわぁ、なんだこれ、読み返すと、不気味だ。ついさっき、これを書きながらハーゲンダッツのチェリーバニラを食べていた。ちなみに、ゼニゴケは結局年間を通じて、生えていた。ただし、生死を繰り返しているので、生えている位置は微妙にずれていく。すべて雌株なので、ひたすら無性生殖による繁殖だ。ゼニゴケには除草剤は効かないらしい。体のつくりが種子植物とはかなり違うからね。クレマチスは、今年は例外的に気温の変化の関係で、開花が一時期に集中し(最高1日で14咲いていた)、高い気温→雨→強風で、一気に散ってしまったので、早く終わってしまった(すでに1週間以上たつ)。オニタビラコは生えてこなかった。多年草かと思っていたが、一年草または越年草と『校庭の雑草』には出ている。ヒトヨタケは今年はまだ。電車男の敷布団もぐりは、数日前には見たな。しかし、かつてのようにはあまりもぐらなくなってしまった。ちょっとつまらない。

さて、きょうは午前中、図書館に行くときに、いろいろ見た。そこで、しまった、と思ったのである。

昨日、このあとを書いている途中でパソコンがフリーズしてしまい、気力を失ったので、中断した。一日たったが、気を取り直して、続き。以下、昨日気づいた初夏の証。

書いていると、猛烈に眠くなってしまったので、ちょっと床に横になることにしたら、一瞬目が開いたのが4時すぎ、頑張って起きたのは5時20分ごろだった。一夜(一朝?)明け、ただいま午前10時43分。今度こそ初夏の証。2日間で少し付け加わった。中には、これは初夏の証か?というものも含まれている。

他にも何かあったような気がしたが、とりあえずこんなところで。

H13/5/25,26,27
一日一押し N&M 継続は力なり
トケイソウ開花、コクワガタ君こんにちわ、さようなら

今日、毎年見ているトケイソウが開花したのに気づく。ふたつほど。この2日間、とても気温が高かったので一気にきたのだろう。家に帰ってからクミゴンに聞くと、昨日の日曜日、すでに開きかかっていたそうである。今日の帰り、夜中に見たときには、半分閉じていた。あるいは、明日咲くやつを見たのかもしれない。つぼみはたくさんあった。今夜見たのは別のもので、それは暗い中、見過ごしたのかもしれない。なにしろ、あまりうろうろしていると、アパートをのぞき込んでいるように見えて、怪しい人になってしまうから、夜中はじっくり見ることができない。それにしても、トケイソウって花が面白い形しているよなあ。初めて見たのは、ここに越してきてから、つまり結婚してからだが、けっこう衝撃的だった。夢中になって、花の名前を調べたな。あれがパッションフルーツに近い仲間と知って、さらに驚きだったな。

昨日、昼間に図書館に出かけるとき、家のドアを開けたら、廊下の正面、上のほうに、コクワガタのオスがいた。つかまえて、そのまま家のなかに置いておいたが、彼の活動タイムになると、やたら移動するようになってきたので、夜中には逃がした。夜中にあろうことか起きてきた電車男が「クワガタどうしたの?」と寝ぼけ眼で気にするので、焦った。最終的には、(クワガタの)おうちに帰って行ったよということで落ちついた(らしい)。まだ自分で世話できないしねぇ。勝手に逃がしてしまいちょっと電車男がかわいそうな気もしたが、そのまま捕獲しておくとクワガタの方がもっとかわいそうな気がしたので、こっちを優先した。今朝以降、クワガタのことは口にしていないようなので、しめしめ、忘れてくれたか?それもちょっとさびしくはあるが。まあ、そのうちまた飛んでくるだろう(ほんとか?しかし、電車男が0歳のとき、いきなりカブトムシの雌が飛んできて、網戸にはりついたことはある。一瞬巨大なゴキブリだと思い、あの時は恐怖した。羽音もすごかったし)。そのうち、いっしょにクワガタ取りに行ったりするのかなあ。

そうそう、今日は結婚記念日でした。6周年。7年目かあ。早いねぇ。

H13/5/21
一日一押し N&M 継続は力なり
ゆかいな勧誘電話

午前11時すぎにかかってきた勧誘電話。
「こちら秋葉原にあるティーアンドシーの新入社員の××ですが、今、会社の名前を知ってもらおうとお電話をしています。ティーアンドシー、ご存じでしょうか?」
「いや、知りません」
「こちら20年以上やっているんですが」
やたら声がでかく、はきはきしており、いかにも体育会系。純朴な感じで、今年中学を卒業した野球部のあいつの顔が思い浮かんでしまい、微笑ましくなった。勧誘電話は長引かせるとまたかかってきて面倒だが、思わず遊んでしまった。
「あのぉ、混沌さんは、社会人で独身でいらっしゃいますか?」
「どうだと思います?」
「はい、社会人で独身だと思います」
「はずれぇ〜」
(クミゴンがそれを聞いてうけている)
「ご結婚されていますか?」
「はい」
(子供ももう二人いるぜよ)
「ああ、そうですか。こちらの手違いです」
(どんな資料をもっているんだ?まあいいけど)
「日曜の朝早くから、失礼しました。ティーアンドシー航空サービスという名前だけでいいので覚えておいて下さい」
「はい、わかりました」
(航空サービス?だったの??旅行代理店???)

新入社員の研修の一環だろう。冷たくあしらわれることもしばしばに違いない。彼ならめげずに頑張れそうだが。他の新入社員はどうしているのだろうか。憂鬱になっている人もいるに違いない。そんな人には、セリグマンの『オプティミストはなぜ成功するか』(講談社文庫)をすすめておくぞ。私も仕事で勧誘電話をかけるからね。

T&C航空サービス、宣伝しておいたからねぇ。ところで、会社名ほんとにこれでいいのかな。

この文章をアップロードしてから、試しに「T&C航空サービス」をgoogleで検索してみたら、悪徳商法か?あははは。新入社員風なのは、全部演技か?たいしたものだな。ありゃ、ひっかかっちゃうわ。それで独身の社会人を狙うと。勧誘のための電話リストが安物なのも悪徳商法ならではだな。背後で他に勧誘電話の音が聞こえてこなかったのが、ちょっと目新しかったかな(もっとも、この手の電話は久しぶりだ)。これでもう一度勧誘電話がかかってくれば、本物。もちろん、悪徳商法として。

H13/5/20
一日一押し N&M 継続は力なり
2ヶ月革命

さきおとといの夕刊に、赤ちゃんは生後2ヶ月で大きな変化を迎えるというようなことが書いてあった。これを2ヶ月革命というと。何がどう変化するのか記事をさらっと読んだだけではよく分からなかったけど。

おとといで、女優はちょうど生後2ヶ月を迎えた。言われてみれば、特にきのうなどそうだったが、よくこちらの顔を見るにようなった。調子に乗って、いろいろな顔をしてみせると、笑ったり(?)してなかなかおもしろい。

さきおとといの運動会後の筋肉痛は、ピークをすぎたが、まだ、あちこち、ちと痛い。特におもしろいのは、胸のろっ骨と皮膚の間の筋肉(とでも言えばいいのか?)。私のように皮と骨しかなさそうでもちゃんと筋肉があるのが、痛むことによって改めてわかる。さらにびっくりなのは、この3日間、痛みを感じる場所が徐々に移っていること。正面、腹のすぐ上の胸あたりから、徐々にサイドに上のほうに移動し、今では、触ると一番痛いのは胴体の真横の、高さでいえば胸の真ん中あたりの部分である。

きょう、これを書いている途中で、女優を抱っこする機会があった。やはり、よくこっちの顔を見ている。舌をベロベロすると喜ぶ。これはもう、明らかに笑っている。声も出す。昨日と今日とでだいぶ違うような感じさえする。やはり、革命が進行中なのか?

H13/5/17
一日一押し N&M 継続は力なり
いきなり傷んだ

ちょうど1週間後は運動会だし、今日はちょっと元気だったので、よーし、走るぞぉということで、走った。帰りに。走り出すきっかけが難しいが、下り坂を利用するとうまくいく。初めの一歩を踏み出せばあとは自動運転だ。実は、5月2日にも仕事帰りに走っていた。その日は、坂を下って、信号のところでやめた。ちょうど赤だったし。しかし、420mはもっと長い、それは間違いなかった。

今日は頑張っちゃったぞぉ。信号はやはり赤だったので、スピードをだいぶ落としたが、車が来ていないのを確認して、ゴー。床屋まで行くぞぉ♪途中、きっちぃ。しかし、これが420m走だ。なんとしても床屋まで行くぅ、きっちぃ、(以下繰り返し)、着いたあ。途中、足の重さを感じる。うむ、酸素が足りない。それだけではなかった。上りだった。

残りの道は、ぜいぜいしながら、とぼとぼ歩いた。深呼吸ができない。呼吸がとても浅い。肺活量が落ちているのか。これでは不足した酸素の取り込みがうまくいかない。これでは勝てない。体内に大量に酸素を取り込む訓練には、なわとびがいいだろうかなどといったことが頭をかすめながら、やがて家につく。

家にて地図で距離を確認。距離は、ちょうど420mかそれより長いくらいか。どうしても、それより長いと思いたがる自分がいる。

上り坂あたりで感じ始めていた足の裏の痛みが、より強くなる。最初の練習でいきなり傷んだ。両足小指のやや外側が水ぶくれになっている。親指つけ根もだ。やはり革靴で走るもんじゃない。これが破裂したら、痛くて、本番は思いっきり走るどころではなくなってしまうかもしれない。困ったもんだ。

とにかく、420m走の鍵をにぎるのは心肺機能だ。最初は無呼吸で、その後いかに効率よく最大限に酸素を取り込むか。あと1週間、やれるだけのことはやる。セカンドウィンドで検索したら、ドンピシャのところにいきなり当たったので、ブックマーク代わりにリンクをしておく。

そうそう、肝心なことを。夜に走ったので、身体が覚醒してしまった。眠れん!

H13/5/7
一日一押し N&M 継続は力なり
寒いGWの終わりに

今年のゴールデンウィークは、カレンダー上、休む上ではこれ以上ないというくらいの理想的な休みの配置だったろう。かくいう私もカレンダーが赤いところが休みで2+4で6日間、あら、そんなに休んだのか。まさに黄金週間。年末年始の3倍休んでいる。それはともかく、今年のGWは、記憶にあるかぎり、最も寒かった。5月3日の時点でまだガスストーブを入れた(これは女優をお風呂に入れるためだが)、こたつに灯も入れた。今日は暑い〜〜。といっても、例年より気温は低いと思うが。紫外線は例年通りビンビン来ているだろう。熱を感じさせるもとは赤外線だが、ヒリヒリ感は紫外線のはず。近いようで遠い両者。その間の波長領域に可視光が入っているというのが、いつまでたっても不思議だ。そして、可視光の波長領域は極めて小さいのも驚き。「物理的」にも、なんとほんの一部しか見えていないことであろう。

GWというと、新緑がきれいで、生命感にあふれ、晴れるとちょっと暑いけど、湿度は低く、夕方になると涼しい、最高!というのが私のイメージだった。今年は最終日の今日だけがこのイメージにぴったり重なる。

ただ、新緑については、今年は別の意味で今までと違った。雑草をよく見るようになって、ちょうど1年がたった。いつから「春」になるのか、今年はかなり注意深く見てきたつもりだ。今年の春を通しての結論は、今まで同様、よくわからない、だった。

しかし、収穫が全くなかったわけではない。むしろ、大きくあった。まず、日本人の多くが注目する桜、正確にはソメイヨシノ。やはり桜は指標だ。天気予報に桜前線があるというのは、俵万智が外国でその話をしたら笑われたそうだが、なかなか理に適った話だ。桜が開花するころ、あるいはそれに少し遅れて、どうやら、そこらの雑草もたくさん開花するようである。タンポポはもっと寒い時期に咲くのかと思っていたら、とんでもない勘違いだった。桜が散るその根元で、駅のホームから見下ろすその集団は、言葉を失うほどの見事さだった。

タンポポ(セイヨウタンポポ)は今でも咲いているが、桜が散る季節のころに比べて、感動は少ない。見慣れてしまったことと、他の雑草が増えたからだろう。タンポポが一息つきはじめてから目についたのは、ナズナだった。そのナズナも今は勢力を失っている(除草剤でやられているところも多い)。「ナズナはペンペン草って言うんだよ」とは一時期電車男のお気に入りのフレーズだったが、そんなこと、これを書いていて久しぶりに思い出したくらいだ。今目立つのは、ハルジオン。きのう図書館に行った時にまた確認したが、道路反対側の国有地はさらに壮観になっていた。ハルノノゲシ、オニノゲシも目立つが、なにより今年の私の目をひきまくっているのはオニタビラコである。今の時期、こんなにも、こんなにも生えているとは。去年初めて知り、あちこち探していたはずだが・・・。今年急に個体数が増えたはずは絶対にない。それだけ「見える」ようになったのだろう。

これからの注目株は、すでにその兆候は現れているが、イネ科の雑草である。イネ科の雑草は、エノコログサは別格として、花が渋い、地味だ。葉っぱなんて、みんな平行脈で、そっくりだ。しっかり張ったヒゲ根はしぶとい、ちょっと成長してしまったら、とてもじゃないが全部は引っこ抜けない。雑草を雑草たらしめているのは、イネ科ではないか。雑草とは、狭義にはイネ科の大部分の植物と言ってもいいのではないかと、つい最近私は思ったほどだ(イネ、麦、とうもろこしなど、ソバは違うが、主食となる穀類はイネ科が多いのは不思議だ)。どこに注目するかといえば、その地味な花ではなく、成長スピード。

植物というと、動物と比べて静的なイメージがあり、実際それで間違いはないと思うが、こと、成長スピードに関しては、植物の方が極めて動的である、というのが今年の春に入ってからの発見である。気温が高くなると、ここぞとばかりに一気に成長する。うちの多年草アサガオは、4月の上旬、暖かい(暑い?)日は、ちょうどつるを一巻していた。こんなのが3日くらい続いた。1週間もせずに3巻き以上伸びたのである。春がいつから春になったのかわからないのは、このためのようだ。会社勤めなら、3日間くらい、考え事したままほとんど無意識にいつもと同じ道を歩くなんていうのは普通だろう。ふと、気持ちにゆとりが出来たときにまわりを見てみる。それでも、おそらく普通は気づかない。何度かそんなことを繰り返すうち、急に景色の不連続性に気づくのだろう。ああ、春だ。ああ、初夏だ。新緑がきれいだ、と。

H13/5/6
一日一押し N&M 継続は力なり
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